こんにちは、荒堀です。
今回のブログではウォルト・ディズニーの第55作目長編アニメ映画「ズートピア」をご紹介します。
最近はブログ担当日の直前に映画を観るのが習慣になりつつあります。
自分が観たいと思った映画ならガッカリな内容でも不思議と納得できますが、観たい映画がない時に選んだ映画がガッカリな内容だとショックが倍増しませんか?。
なので観たい映画がない時は特に事前の下調べを怠りません。
ブログ的に理想的な映画は「公開直後」で「評判が良い」映画なんですが、今回選んだ「ズートピア」は既に公開後4週間を経過していたので完全にノーマークでした。
きっかけは5月17日のYahoo!ニュースでの 「ズートピア」驚異的な伸びでV2!50億円狙う大ヒット という記事です。
ディズニー系の映画は子供にせがまれて観に行く事が多かったので、1人で観たのは今回が初めてかもしれません。
ストーリーはかわいらしい動物達が人間のような文明社会を築いている世界「ズートピア」が舞台なので一見子供向けのように思えますよね。
ところが実は
- 大人が笑えるパロディ要素がたっぷり
- 分かりやすい伏線が後半しっかり回収されている
- 差別や偏見など重くなりがちなテーマが分かりやすく織り込まれている
などなど大人も十分楽しめる内容になっています。
「ズートピア」のあらすじ
予告編
https://www.youtube.com/watch?v=i20QSzELhWY
「アナと雪の女王」「ベイマックス」のディズニーが贈る感動のアドベンチャー・ファンタジー・アニメ。動物たちが人間のように暮らす楽園“ズートピア”を舞台に、史上初のウサギの警察官となった主人公が、周囲の偏見を乗り越え、ズートピアを揺るがす難事件の解決に奔走する姿を描く。監督は「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと「シュガー・ラッシュ」のリッチ・ムーア。
動物たちの楽園ズートピアで、史上初のウサギの警察官となったジュディ。立派な警察官を目指して意欲満々の彼女だったが、周囲は小さなウサギに務まるはずないと半人前扱い。それでも決してへこたれないジュディ。折しも、巷では14件もの連続行方不明事件が発生、警察も捜査に追われてんてこまい。ついにジュディにも捜査に参加するチャンスが巡ってくる。しかし与えられた時間はたったの2日間。しかも失敗すればクビという厳しい条件が課されていた。そこでジュディは、この街をよく知る詐欺師のキツネ、ニックに協力を要請、2人で少しずつ事件の核心へと迫っていくのだったが…。<allcinema>
「ズートピア」のみどころ
動物が主人公の映画は他にもいろいろありますが、「ズートピア」に登場するキャラクターたちも人間に置き換えることができると思います。
「ズートピア」とは人間社会におけるパリやロンドン、ニューヨークといった大都市がモチーフになっていることはいうまでもありません。
例えば数多くの人種が生活するニューヨークでは、タクシー運転手といえばパキンスタン人やインド人といった外国人がする仕事といった偏見があります。
また、黒人ならハーレムに、ラテン系ならクイーンズに住んでいる、といったように住んでいる地域にもそれぞれの人種的な特色があり、それがそのままイメージや偏見にもつながっていますよね。
「ズートピア」ではウサギのジュディ・ホップスが偏見にもめげずにウサギとして初めて警察官になろうと一生懸命努力をします。
映画の中で警察官といえば大きくて強い動物たちの仕事です。
ジュディに対して同僚や上司たちは冷ややかな目で接し、与えられる仕事といえばやりがいの少ない雑用のような仕事。
そんな環境でもジュディはなんとか自分を認めてもらおうと挫折を繰り返しながらもよりよい社会を作ろうと奔走します。
ディズニーはこの「ズートピア」を通じて、社会には困難や偏見や当たり前のようにあるけれども、どんな人にもチャンスはあり、人は自分のなりたいものになれる、というメッセージを送っていると思います。
この映画は偏見と差別に満ちた世界に生きる大人達への教訓ともいえるかもしれませんね。
個性豊かな動物たち
普段私たちは家族や友達、仕事の同僚など多くの人達と一緒に生活していますが、なんとなく動物っぽい雰囲気を感じる事はありませんか?
例えばいつもテンションが高くはしゃぎ回るサルのような人や、マイペースな性格で周りに流されるのを好まないけど気を許すと人懐っこい猫のような人など、いろいろな動物に対するイメージと重なる部分があると思います。
「ズートピア」でも動物のイメージを上手く表現した個性豊かな動物たちが登場します。
ジュディ・ホップス
ウサギ初の新米警官。憧れのズートピアで「立派な警察官になる」夢に向かって奮闘中。もふもふのボディと豊かな感情表現ができる大きな耳が特長。正義感が強く、行動的で頑張り屋。ひょんなことからキツネの詐欺師のニックと共に、楽園ズートピアの秘密に挑んでいくことに。
ニック・ワイルド
“キツネらしい”人生を生きる“夢を忘れた”詐欺師のキツネ。ズートピアを知りつくし、幅広い情報網を持つ。現実を知る皮肉屋だが、陽気な魅力があってどこか憎めない。ひょうひょうとした態度の裏には優しさが隠れている。過去のある出来事によって傷ついているが、その繊細な心は誰にも見せない。自分にはないものを持つジュディと運命を共にするうちに、何かが変わっていく。
ボゴ/ズートピア警察署長
厳しく、頑固で、眼光鋭いタフなスイギュウ。警察の仕事に誇りを持ち、事件の捜査は、カバやゾウなどのタフな動物にしかこなせない任務だと信じている。ウサギである上に新米警官のジュディには最初から期待しておらず、捜査に参加したがる彼女を持て余す。
クロウハウザー
ズートピア警察署の受付担当のチーター。ドーナツが大好物でチーターとは思えないほど太っている。ジュディにも気さくに話しかけてくる気のいい、のんびり屋。
レオドア・ライオンハート市長
「楽園であること」の維持を第一に考えるズートピア市長。堂々たるライオン。「誰でも何にでもなれる」というズートピアのスローガンを作ったのも彼。
ベルウェザー副市長
ズートピア副市長を務めるヒツジ。ジュディを小さな動物の誇りと考え、何かと気づかう。ライオンハート市長にいつも忙しく使われている。
ご当地限定キャラクターも登場
「ズートピア」では公開される地域限定のキャラクターも登場します。
マイケル・狸山
日本版オリジナル・キャラクター。ズートピアで起きた事件のことも、最新ニュースで中継を交えて紹介する。
日本のキャラクターは「マイケル・狸山」
日本吹替版の声優は芋荒坂係長なのでイメージとピッタリですね。
先日来日したバイロン・ハワード監督とリッチ・ムーア監督は「日本特有のキャラクターを探しているときに、ちょっといたずら好きでずる賢く、それでいて茶目っけがあり頭の良い不思議な雰囲気を持つ動物を見つけ、それがタヌキでした。今回は、そのタヌキに素晴らしい方が声をあててくれました。」と語っています。
ちなみに他の地域の動物達はこんな感じです。
他にもいろいろ大人が楽しめるツボ
ジュディのスマホや虎のタブレット
私は普段iPhoneやiPad miniを愛用しています。
勿論iPhoneといえばApple製、リンゴを少しかじったマークが有名ですね。
「ズートピア」でも動物たちは文明的な生活をしているのでスマホやタブレットを使用しています。
でもマークをよく見ると...
ジュディのスマホはリンゴのマーク?
虎のタブレットは足跡マーク?
怪しい道端で売られている海賊版DVD
イタチの「デューク」がズートピアの道端で海賊版のDVDを売るシーンはおそらくニューヨークのハーレムがモチーフなっていると思われます。
実際ハーレムでは海賊版商品が道端で売られており、中には怪しいものも多いそうですね。
「デューク」が売っているDVDをよく見ると、そのタイトルはディズニーが最近制作した作品
- ブーマックス(ベイマックス)
- 塔の上のヒヒンツェル(塔の上のラプンツェル)
- ツノーラッシュ(シュガーラッシュ)
そしてこれから制作する作品
- モアニャー(モアナ)ディズニー長編映画第56作目
- ジャックとキリンの木(ジャックと豆の木)2018年公開予定
- ラッコと海の女王(アナと雪の女王2)2017年公開予定かな?
のパロディーになっています。
「ズートピア」を観る前に是非チケットライフへ
チケットライフ各店では映画「ズートピア」がお得に観れるイオンシネマ映画券を1,430円で販売しております。
映画をご覧になる前には是非お立ち寄りください。
基本料金 | ライフ販売価格 | |
一般 | 1,800円 | 1,430円 |
学生(大高生) | 1,500円 |
こんなところにも「隠れミッキー」!?
ちなみディズニーといえば有名なのが「隠れミッキー」ですね。
実は今回ご初回したキャラクターの顔の中にも「隠れミッキー」が存在します。
それは、ズートピア警察署の受付担当のチーター(クロウハウザー)の右ほっぺです。
また一番最初に表示されるポスターの中にも「隠れミッキー」がいますので、映画館でポスターを見つけたら是非探してみてくださいね。