株主優待に酔いしれる〜ワインがもらえる優待銘柄

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株主優待をもらって贅沢な気分に浸りたい。そんな皆様にオススメなのが、ワインがもらえる優待銘柄です。今回は株主優待でワインがもらえる銘柄を紹介します。

1.ワインがもらえる定番銘柄

株主優待の世界ではワインがもらえる銘柄として、有名なものがいくつか存在します。

 

まずは定番の銘柄をチェックしてみましょう。

 

巴工業(6309)」はデカンター型遠心分離機で国内首位の中堅化学機械メーカーです。
 
こちらは関連会社として「巴ワイン・アンド・スピリッツ株式会社」を持っていることから、ワインを優待品として提供しているようです。
 
過去のデータによれば、ワインの銘柄は「ChateauSaint-Lo」というものでした。
 
2017年5月後半現在で「巴工業」の株価は1,770円台後半、優待獲得には100株以上保有が必要ですので、優待獲得最低額は18万円弱です。
 
日本フイルコン(5942)」は国内首位の抄紙網など各種フィルター、コンベヤーを製造している会社です。
 
こちらもワインがもらえる銘柄としては定番です。
 
これまでは「STONE CAP」という銘柄のワインがもらえました。
http://stonecapwines.com/wine.php
 
ただし、2017年4月25日に株主優待の内容が変更されたことには注意が必要です。
 
ワインをもらうためには100株以上を1年以上継続保有することが必要になりました。また、1,000株以上保有の場合はワインの内容が「限定品」にグレードアップします。
 
なお、1年未満の場合は、100株以上保有でクオカード500円相当、1,000株以上でクオカード1,000円相当がもらえます。
 
2017年5月後半現在で「日本フイルコン」の株価は600円程、優待獲得最低額は6万円程です。
 
サン・ライフ(4656)」は神奈川、都下を地盤とした冠婚葬祭業の会社です。ホテル・ブライダルや、介護事業も手がけています。
 
最近は大倉陶園のプロデュースによるプレミアムな骨壷の販売が話題となりました。
http://www.premium-kotsutsubo.com/
 
「サン・ライフ」の優待は、ホテル宿泊(50%割引)・飲食優待(10%割引)券や、無料在宅入浴サービス利用券、自分史編纂優待券(10%割引)など。
 
さらに、それらに加えて「オリジナル金粉入りスパークリングワイン引換券」がもらえます。
 
「金粉入り」ということで、贅沢感は最強かと思います。
 
2017年5月後半現在で「サン・ライフ」の株価は900円台強、優待獲得には100株以上保有が必要ですので、優待獲得最低額は9万円強です。

 

2.選択肢のひとつにワインが含まれている銘柄

意外と盲点になってしまうのが、数々の優待の選択肢の中に、ワインが優待品として含まれている銘柄です。
 
そんな銘柄のひとつが「サイゼリヤ(7581)」です。
 
お馴染みの低価格イタリアンファミレス「サイゼリヤ」を展開している会社ですね。
 
「サイゼリヤ」の株主優待は「品物(パスタ、オリーブオイル等)」となっているのですが、実はここにワインが含まれているのです。
 
2016年8月19日に出された「株主優待制度に関するお知らせ」です。
http://www.saizeriya.co.jp/PDF/irpdf000415.pdf
 
500株以上1,000株未満保有でもらえる10,000円相当の品物の中に「イタリア アルコールセット (イタリアワイン等)」と記載されています。
 
また1,000株以上保有でもらえる20,000 円相当の品物の中にも、同様の記載があります。
 
2017年5月後半現在で「サイゼリヤ」の株価は3,100円台後半、優待獲得最低額は32万円弱ですが、ワインを手に入れるには155万円から160万円程が必要です。
 
また「キリンホールディングス(2503)」も優待の選択肢のひとつにワインが含まれている銘柄です。
 
こちらもお馴染みの、ビール類シェア国内2位の会社です。
 
「キリンホールディングス」の優待は、ビールの詰め合わせ、飲料の詰め合わせ、キリンシティの食事券など、いろいろな選択肢が用意されているのですが、その中に「メルシャンワイン詰め合わせ」が含まれています。
 
ただしこちらは1,000株以上保有が必要です。
 
2017年5月後半現在で「キリンホールディングス」の株価は2,300円台前半、優待獲得最低額は23万円強ですが、ワインを手に入れるには230万円強が必要です。
 
アスラポート・ダイニング(3069)」は、焼き肉「牛角」FC店を展開し、また釜飯店「とりでん」等のFC本部でもある会社です。
 
こちらも優待の選択肢のひとつにワインが含まれている銘柄です。
 
500株以上保有で、3,000円相当の商品(食事券・酒類・食品等)がもらえるのですが、その約40種類ある選択肢のひとつに「『キャップロワイヤル』赤白ワイン2本セット」が含まれています。

>メドック格付け第二級のピション・ロングヴィル・バロン技術責任者、ジャン・ルネ・マティニョン氏のスキルと経験のもと生まれた高品質なワイン

 

とのことで、なかなかのこだわりの品のようです。
 
2017年5月後半現在で「アスラポート・ダイニング」の株価は400円台前半、優待獲得最低額は21万円程です。

 

3.ワイングラスのもらえる銘柄

美味しいワインは素敵なワイングラスで楽しみたいですね。
 
明和産業(8103)」は、化学品、樹脂主体の中堅商社です。
 
こちらの株主優待は2016年度から拡充されました。
 
以前は100株以上保有でもらえる「輸入ガラス食器・磁器等の20%割引券」のみだった株主優待が、半年以上保有でクオカード(500円)がもらえるようになりました。
 
さらに、2年以上1,000株以上を保有していると、「2,000円相当の輸入ガラス食器・磁器等を、複数の商品からいずれか1つを選択」できるようになりました。
 
この「2,000円相当の輸入ガラス食器」に含まれているのが「ラスカボヘミア プラウダ ワイングラス 1客」です。
 
今後もワイングラスが選択肢に入るかどうかは不明ですが、2017年5月後半現在でPBRが0.59倍という割安水準にあり、個人的にはチェックを入れておきたい銘柄のひとつです。
 
2017年5月後半現在で「明和産業」の株価は400円台前半、優待獲得最低額は4万円強ですが、ワイングラスを手に入れるには40万円強が必要です。
 
以上、今回は贅沢にワインを楽しむことのできる株主優待を紹介しました。株価自体は日々変動しますし、株主優待の内容も変更の場合があります。株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。