最近、コロナ以外にも気になる事がありまして。
ヘミングウェイの小説「海流のなかの島々」に一人の日本人が登場する。
ヘミングウェイと言えば、あの村上春樹でもなかなか取れない
ノーベル文学賞作家である。
そんな大文豪の小説に登場する日本人。
とても気になる。
本文には、Japanese admiral とだけ書かれていて
名前は出てこない。直訳すれば「日本海軍提督」となる。
翻訳本でもそのように訳されている。
ヘミングウェイの作風からすれば実在した人物のはずだ。
誰?
ヒントは二つある。
long whiskers 長い髭である。
蒸した車海老の髭を持って「日本海軍提督より長い」と言う回想シーンで
その髭が特別に長い事が想像できる。
そして、もう一つのヒントは時代にある。
the first Christmas of the war
太平洋戦争の始まった最初のクリスマスの時期で回想シーンである事から
この時代にアメリカで有名な髭の長い日本海軍提督との条件で調べてみると、
なかなかヒットしなかった。
が、一人、漫画みたいにピッタリの人を発見。
「長岡外史」
明治・大正に活躍した軍人で政治家である。
一時期は髭の長さ世界一に輝いた人だ。
ウソみたいな髭だが、本物である。写真を撮る時は髭を固めていたらしい。
きっと、この長岡外史に違いない!
ここで、ヘミングウェイに残念なお知らせがある。
長岡外史は「陸軍」でした。
admiral ではございません。
まあ、私が勝手に特定しただけの話で、
ヘミングウェイに「長岡、違うし」なんて言われてしまえばそれまで
の話なんだけど、なんとなく、なんとなくだけど
ヘミングウェイに勝った気がする。
「勝った気がする。」
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自販機部門 原田でした。