こんにちわ!自販機部門 原田です。
あらためて申し上げる事ではございませんが
当社の自動券売機は、かなり特殊な構造になっております。
その特殊な構造の原因が「封筒」を出すという販売方法にあります。
ジュースやタバコの自販機に比べて、かなり複雑な構造になっています。
その特徴的な一つが「感知センサーの数」です。
お金の受け入れから、商品の払出、お釣りの払出に至るまでの
一連の取引が正常に行われたかを管理するために、いたる部分にそれぞれの
役割に応じた「感知センサー」が取り付けてあります。
その数。ざっと見積もっただけで「50か所以上」あります。
これだけ多くの「感知センサー」があるのですが、どうしても二か所だけ
この「感知センサー」が「感知」できない部分があります。
それは、「お金の投入口」と「商品の取り出し口」です。
今日は、この「お金の投入口」について、特に「硬貨の投入口」について
お願いがございます。
自販機のお願い
どの自販機もそうですが、お金を入れるとパッパッと金額が表示されます。
これは、投入した硬貨が自販機内の「硬貨識別装置」を通過して識別されているからです。
自販機内では、さらにその硬貨を各金種に振り分けて格納されていきます。
投入された硬貨が一瞬に識別されて、さらに振分けられるというスゴ技の持ち主である
この「硬貨識別装置」とはいえ、硬貨は一枚づつしか識別する事はできません。
よって、その投入口は「一枚しか入らない」構造になっております。
が、ここに一つ問題があります。
それは、「投入口」から「硬貨識別装置」までの極僅かの間の出来事です。
硬貨を連続投入した場合、早く入れすぎると、この僅かな間に
「先に入れた硬貨」に「後に入れた硬貨」が追いついてしまう事があります。
この時、「硬貨識別装置」に突入しようとする「先に入れた硬貨」をクサビを打つように
「後に入れた硬貨」が突入を阻止する現象が稀に発生します。
「硬貨詰まり」のトラブル発生です。
そこで先に述べた「感知センサー」なのですが・・・・・
もちろん「硬貨識別装置」にもセンサーはあります。何らかの異常で識別中に
止まった場合は自販機を即販売中止状態にします。この状態で硬貨を入れても
返却口へ戻ってくるようになっています。
が、しかし、それは識別装置内での話。
その先で硬貨が詰まった場合は、「感知センサー」に届かず、機械的には
なんのトラブルも発生していない事になります。
この状態で、硬貨を入れると、どんどん詰まって行きます。
もし硬貨を入れても金額表示がされない場合は、このトラブルの可能性が高いので
即刻投入を中止して、自販機部門までご連絡ください。
何はともあれ、こうしたトラブルにならないよう
硬貨投入の際には、一枚づつ、ゆっくりと投入いただきますよう
宜しくお願い申し上げます。
硬貨の投入は、一枚づつ、ゆっくりと。