今年も残すところあと20日程となりました。
年末はお酒を飲む機会も増えますね。
皆さんは忘年会などで調子にのって飲みすぎて、どこでコートを忘れたか思い出せずに奥様に怒られたりしていませんか?
宴会の余興とはいえ、二人羽織でアツアツのおでんを食べさせたり、頭からストッキングを被せて変な顔を楽しんだりなんかして、ハッチャケ過ぎていませんか?
どんなに酔っぱらって醜態を晒していても、心は常に英国紳士でありたいと願う荒堀です。
私の中で英国紳士としてまず思い浮かぶのは、レイトン教授かジェームス・ボンドでしょうか。
レイトン教授シリーズのゲームはほとんどプレイしていますが、ジェームス・ボンドの「007」シリーズは今まで1度も観た事がありませんでした。
いつか観ようと思ってはいたものの、あまりにも長く続くシリーズなのでどこから始めれば良いのか分からずズルズルと・・・
そんな思いを抱えながらも、先日映画「007 スペクター」を観てきました。
映画「007 スペクター」ってこんな映画
「007」はイギリスの小説家「イアン・フレミング」原作のスパイ小説で、英国秘密情報部に所属している主人公ジェームズ・ボンドが様々な任務を遂行していくスパイ映画です。
タイトルの「007」はボンドのコードネームで任務遂行中は自分の一存で容疑者を殺めても不問にされる「殺しのライセンス」が与えられていることでも有名ですね。
この「007 スペクター」は「007」シリーズ通算24作品目です。
監督は前作「007 スカイフォール」のサム・メンデス、ボンド役は4度目となるダニエル・クレイグです。
2015年10月26日にロンドンでプレミア上映され、日本では12月4日に公開されました。
今回の「スペクター」は過去シリーズを観ていない私でもそれなりに楽しめたのですが、過去作品の登場人物が出てきたり、様々な伏線が回収されているので、できれば前作「スカイフォール」を、可能であればダニエル・クレイグ出演の過去3作品をチェックしておくとより楽しめると思います。
映画「007 スペクター」あらすじ
予告編
最大の宿敵「スペクター」の謎を追って世界を駆け巡るジェームズ・ボンドの活躍を壮大なスケールで描き出す。共演はクリストフ・ヴァルツ、ベン・ウィショー、レイフ・ファインズほか、ボンドガールとしてレア・セドゥ、モニカ・ベルッチ。
“死者の日”の祭りでにぎわうメキシコシティで、凶悪犯スキアラと大立ち回りを演じたジェームズ・ボンド。後日、MI6の本部に呼び出され、Mから職務停止を言い渡されてしまう。折しもロンドンでは、スパイ不要論を掲げるマックス・デンビが国家安全保障局の新トップとなり、MI6をMI5に吸収しようと画策していた。表立って活動することができなくなったボンドだったが、マネーペニーやQの協力でローマへと飛び、そこでスキアラの未亡人ルチアと接触、強大な悪の組織の存在を突き止めるが…。
映画「007 スペクター」みどころ
製作費は過去シリーズ最高額の2億4500万ドル~3億ドル!
本作の制作費は最高3億ドル、約360億円ですね。
360億円といわれてもピンときませんが、撮影には莫大な費用がかかったようです。
冒頭のメキシコシティで“死者の日”を再現するシーンでは、100人以上のメーキャップアーティストと、1200人を超えるエキストラを動員し、全員の準備を整えるだけでも3時間半の時間を費やしたそうです。
またオーストラリアのロケ地では思ったより雪が少なくて人工雪を降らせたり、カーチェイスのためにローマの主要道路を遮断したり、50度を超える灼熱のサハラ砂漠では爆発シーンのために8418リットルの燃料と、33キロの爆薬を使用したり、テムズ川での追跡シーンでは周辺の住民や事業者に対して1万1000通のも許可申請の手紙を送ったり、などなど。
ちなみに、サハラ砂漠での爆発シーンは「映画史上最大の爆破シーン」としてギネス世界記録に認定されたそうです。
主題歌はサム・スミスのWriting’s On The Wall
この楽曲はサム・スミス同様グラミー賞受賞者であるジミー・ネイプスとスミスとの共同作曲によるもので、ジェームズ・ボンド映画の主題歌を英国の男性ソロアーティストがレコーディングするのは、1965年以来初となります。
10月2日付の全英シングル・チャートでは初登場1位を獲得しており、これは「007」シリーズの主題歌としては初の快挙です。
タイトルにある「スペクター」とは、シリーズ初期にボンドの敵として登場した組織の名前です。“ブラックオクトパス”の紋章が象られた指輪は、スペクターに所属する悪役がはめているもので、映画のオープニングでも美女と黒いタコが戯れていました。
この主題歌は9月25日にリリースされ、感化されやすい私は早速携帯の着信音に設定しちゃいました。
今回のボンドガールは2人、設定は女医と未亡人
シリーズにとって欠かせない要素であるボンド・ガールは、今回レア・セドゥとモニカ・ベルッチの2人が演じます。
メインでボンドと行動をともにするレア・セドゥの職業は女医、一方ボンドが殺害した凶悪犯スキアラの未亡人が“イタリアの宝石”と呼ばれるモニカ・ベルッチです。
女医と未亡人って成人男性向け動画でよくある設定のような気もしますが、彼女は1964年生まれの現在51歳、史上最高齢のボンドガールです。
さすがに51歳はちょっと…と思われた方もいるかもしれませんが、彼女は年齢を重ねた女性の魅力を見事に証明してくれました。
作中で彼女はなまめかしくボンドを誘惑します。特に大きな鏡の前でボンドが彼女に迫るシーンはとってもエロティックで、まさに「壁ドン」ならぬ「鏡ドン」。
来年あたり日本でも流行るかもしれませんね。
https://www.youtube.com/watch?v=RS7e8KnqDSI