10月13日に登場したPlayStation VR、発売開始後1ヶ月が経ちましたが未だに完売状態、ヤフオクでは5万円の商品が8~9万円前後で取引されているようです。
先日テレビでダウンタウンの松ちゃんがPlayStation VRを体験する様子が放送されていましたが、いや~面白かったですね~。
装着すると周りをキョロキョロ、頭を大胆に動かしたり、大声を出して大興奮。
終わった後もしばし放心状態のような表情をしていました。
あぁ~欲しいなぁ~
今年の会社の忘年会の景品とかで当たるといいのになぁ~
グッドデザイン・ベスト100
このPlayStation VRは2016年度グッドデザイン賞「グッドデザイン・ベスト100」を受賞しました。
グッドデザイン賞はご存じの方も多いと思いますが日本で唯一の総合的なデザインの推奨制度です。
デザインを通じて産業や生活文化を高める運動として、国内外の多くの企業やデザイナーが参加しています。
なかでも「グッドデザイン・ベスト100」は、2016年度グッドデザイン賞受賞対象から審査委員会により特に高い評価を得た100件です。
近年では最多となる審査件数4,085件の中から、PlayStation VRがベスト100に選ばれました。
そんな大人気のVRを題材にした漫画があるのをご存じですか?
実写映画化もされた「アイアムアヒーロー」の花沢健吾さんが今から12年も前に発表した「ルサンチマン」です。
「ルサンチマン」はバーチャルリアリティやオンラインゲームを題材とした近未来SF作品です。
「現実世界で絶望的にモテない男達が現実を諦め、仮想現実に愛と救いを求める」といった内容が作品の基調となっているので、同様の題材を扱った他の作品に比べ、現実世界と仮想世界との落差を強調した内容が特徴的です。
2012年に新装版が製作されており、ちなみに新装版上巻の帯では「報われない傑作」と銘打たれています。
物語は2015年の東京が舞台です。
主人公の坂本拓郎(通称たくろー)はウオト印刷という零細印刷所に勤める独身、デブ、ハゲ進行気味のさえない男でボーナス後のソープが楽しみの素人童貞。
30歳の誕生日に旧知の友人3人と飲んだ際に、自分以上にさえない男であるはずの越後大作に、女にもててしょうがない上に仕事まで辞めたという話を聞かされます。
しかしそれはいわゆるギャルゲーの世界であると聞き、いったんはたくろーは呆れます。
しかし飲み会の後、越後のアパートでやらせてもらった最新式のギャルゲーは、たくろーの想像を上回る高度なAIキャラクターとバーチャルリアリティプログラムにより構成された現実感(ある意味究極の非現実感)あふれるものでした。
完全な現実逃避とあきれつつ、うらやましく思ったたくろーは、ギャルゲーを楽しむためのパソコン一式を貯金をはたいて購入し、自分も仮想現実の世界を楽しもうとします。
仮想現実世界での恋人を作るにはその人格AIをプログラミングしたソフトを購入する必要があり、たくろーはAIソフト売り場で偶然陳列棚の下に埋もれていた「TUKIKO(月子)」というソフトを購入します。
喜び勇んで月子との仮想現実での生活を楽しもうとするたくろーですが、プレイをしていくうちにそのAIソフト「月子」は普通のAIソフトとは違うことに気付きます。
といったストーリーなんですが、なんといっても主人公たくろーのキャラが際立っており、不思議と親近感を感じてしまいます。
内容も4巻完結なのでちょうどいい感じで楽しめると思います。
Yahoo!ブックストアで試し読みもできますので興味のある方は是非ご覧ください。
試し読みはこちらから
そんなとっても面白い「ルサンチマン」はヴィレッジヴァンガードではこのように紹介されています。
とっても深いメッセージですね。
う~ん、12年以上前に今年のVRブームを予言していた花沢健吾恐るべし!
ヴィレッジヴァンガード株主ご優待券をお得に買うならチケットライフ草津本店
なおチケットライフ草津本店では「ルサンチマン」がお得に購入できるヴィレッジヴァンガード株主ご優待券(1,000円)を930円で販売しております。
もちろん株主以外の方でもご利用できますが、有効期限が2017年1月31日まで、お釣りは出ないのでご注意ください。