動物と温泉の旅

先日、連休が取れたので有馬温泉に行ってきました。同じ関西圏で比較的近くにありながら、

今まで一度も行ったことがなかったので・・・。有馬温泉までは滋賀からだと片道1時間ちょっとで

行けてしまいます。なので、ついでに神戸の王子動物園も見学してきました。

しかし、この日は九州でも降雪が観測されるほど日本列島が大寒波に覆われていた日なので、

動物たちもかなり寒がっていました。

レッサーパンダ、寒いのか木の上にて二頭で重なりあい、微動だにせず。木の葉も邪魔でよく見えず。

 

コアラ、やっぱり木にしがみついて、みんな寝ています。顔も見えない。

(おそらくコアラのいる部屋は暖房完備)

 

ゾウ、やっぱり大きい!近くで見ると圧巻です。寒さを紛らわすためなのか、小走りにエリア内を

動き回っています。

 

トラ、さすが猛獣です。至近距離で見ましたが、かなりの迫力でした。インドなどで野生のトラが

人を襲うというニュースを見たことがありますが、こんな猛獣に襲われるのは、かなりの

恐怖でしょう。死を覚悟します。でも肉球カワイイ・・・。

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そして、この王子動物園のメインともいえるパンダ。やはり、かなりの寒さのため早く飼育舎へ戻りたいのか、飼育舎への扉の前から動きません。飼育員さんに「行っておいで」と何度も催促され、

渋々歩き出します。しかし、集まった全てのお客さんに見えるよう、しっかりエリア内を一周してくれる

ところにパンダの優しさとプロ魂を感じました。

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キリン、目が合った瞬間にそっぽを向いて逃げて行きました。寒さに震えながら動物園をうろつく

アラフォー数人が異様に見えたのでしょうか・・・。

 

40歳前後になると目も多少悪くなってくるのでしょうか、モンキーエリアを歩いている時に1人が

「わあ、あんな大きなサルもいるんだ、へぇ~。」と驚いていました。しかし、そこはテナガザルの

いるところ、テナガザルってそんなに大きかったかな?と思いよく見てみると、それは大きなサルなど

ではなく、上下ともに黒の服で、しゃがみながらサルに餌を与えようと、入ってはいけないゾーンにまで入り込んでしまっているちょっぴりお行儀の悪い中国人観光客でした。しかし、あまりの寒さのため、

否定するのも面倒だったので、「ああ、ホンマやね」と全く心の無い相槌を打つのが精一杯でした。

 

他にも、一心不乱に餌を食べ続けるヤマアラシや、こちらの目をじっと見つめてくるシマウマなど

見ていて面白い動物もたくさんいて、かなり楽しめる動物園でした。しかし、あまりにも寒すぎたので

早々にその日の宿へと向かいます。

 

到着した有馬温泉。かの豊臣秀吉も有馬温泉を度々訪れ、温泉や周囲の開発、改修を手掛けた

そうです。その所以あってか、太閤橋など秀吉に関する地名が多く残っています。

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太閤橋袂のねね像

 

有馬温泉の泉質は、塩化物泉、放射能泉、炭酸水素泉の3種類が主な泉質のようです。

空気に触れると茶色っぽく変色する含鉄塩化物泉は「金泉」と呼ばれ、空気に触れても

変色しない温泉は「銀泉」と呼ばれているようです。

早速チェックインしてすぐお風呂に入りました。両方の湯に入りましたが、

見た目以外の違いは素人の私にはよくわかりませんでしたが、

冷えきった体を温めることが出来て、心地よくリラックスすることが出来ました。

夕食の会席料理も美味しく頂くことができ、総合的にかなり満足できる旅行となりました。

また近場でも楽しめる観光スポットを開拓していきたいと思います。

 

 

吉田