カブトムシとクワガタの里親探し
先日、次男を習い事に連れて行った時のこと、
虫かごを持ったお母さんが
「どなたかカブト虫とクワガタいりませんか?」と、
カブト君たちの譲り先を探していた。
虫に慣れてない女の子のお母さんは
カゴを近づけただけで「ギャーッ」と逃げるので、
面白がって「ほら〜っ」なんてやっていたら、
「来月のお当番増やすよ!(゚O゚)\(- -;」と言うので、
慌てて「それは勘弁…σ(^_^;)」と、
イタズラをやめた自販機部門 あーるです。
里親探しは難航し・・・
子どもはたくさんいるものの、
なかなか譲り先が決まらない。
「今日日の子どもはカブト虫は嫌いなのかしら…」と
残念そう。
う〜ん、
女の子が多いしあんまり興味ないかもね、と思いつつ…
「このミヤマかわいい〜」と、
手の平に乗せ、
頬ずりするくらいの勢いで
ミヤマクワガタをなでなでしているお母さん
(クワガタの方はめっちゃ威嚇している(笑))と、
先生と私が連れて帰ることになった。
我が家から昆虫ケースが無くなって清々していたが、
久しぶりの昆虫ケース…^^;
中身はノコギリクワガタのペア。
クリスマスプレゼントは幼虫?!(-_-)サンタは大変!
小学校に入り、突然長男に昆虫ブームが到来し、
大きな昆虫ケースが長いこと家にあった。
小2のクリスマス…
私「サンタさんに何をお願いしたの?」
長男「ヘラクレスエクアトリアヌスのオスの幼虫!」
私「な、なに?ヘラクレスエクアトリ……?」
へ?それ、何なん?(・・?)
ヘラクレスオオカブトは知っていたが、
それは聞いたこともないぞ(-。-;
(世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトにたくさん種類があった)
いろんな昆虫ショップに問い合わてみたが、
いない・・・
仕方なく、ヘラクレスリッキーの幼虫を購入し、
「サンタさん、ヘラクレスエクアトリアヌスは探せなかったみたいねぇ」と、
納得してもらった。
次の年、
「アクティオンゾウカブトのオスの幼虫!!」
ゾウカブト…?!
これは見つかった。
ゾウカブトというだけあって、
幼虫もゴロンとデカかったΣ(゚д゚lll)
その次の年は、
「ヘラヘラ(ヘラクレスヘラクレスの通称)のオスの幼虫!!」
……といった具合で、
クリスマスには
リボンをかけた
幼虫入りの大きな昆虫ケースという、
なんともかわいくないプレゼントが数年続いた。
国産のカブト虫と違い、
幼虫から成虫になるまでの期間が長く、
小バエが来たり、昆虫マットにカビが生えたり・・・、
飼育には手もかかるのだが、
小さかった幼虫が、
私の手のひらサイズの幼虫になり、
蛹になって羽化して、
無事に立派な成虫になった時は、
その完全変態ぶりに
虫が苦手な私でも甚く感動したものだ。
夜中、体長14㎝のオオカブトの
低~い羽音に何度もビビった けど(^_^;)
ブームは次の段階へ
そのうち幼虫を育てることから、
自分でオオクワガタを探すことが楽しくなると、
毎夏、夜中に父親と一緒に出かけては、
髪や服に蜘蛛の巣や土、枯葉をつけて帰ってきた。
「においでクワガタのいる木がわかるし」と、
自慢気に話し昆虫採集が大好きだったが、
あれ?
ある時パッタリとそのブームは去った… f^_^;
そんな訳で、
久しぶりの昆虫ケースなのだが、
次男は興味ないのでスルー
頼みの綱の長男は「小っさ!」と
言うと部屋に戻って行った。
お〜い…
ちっこいノコギリクワガタの世話は私かい?
やっぱり?^^;
いやいや、無理ですし。
だって触れないもんね。
思いがけずやって来たクワガタのおかげで、
あの時、あーだった・・・
こうだった・・・と、
長男の昆虫ブームを振り返り
盛り上がった。
本人は知らなかったようなので
サンタは幼虫を探すのに苦労した、と
軽く恩も着せておくことも忘れない(^^)v