30 seconds to mars というバンドは、僕の大好きなバンドの一つです。
彼らはアメリカ出身のバンドで、
映画「ダラス・バイヤーズクラブ」(2013)などで有名なハリウッド俳優、ジャレッド・レトがボーカルです。
ジャレッドはこの「ダラス・バイヤーズクラブ」で、主演のマシュー・マコノヒーと共に、どんどん痩せ細っていくHIV感染者の役を体を張って演じ切り、
見事、アカデミー助演男優賞に輝きました。(是非レンタルしてください)
俳優としてもボーカリストとしても世界中で活躍するナイスガイ、ジャレッドが率いるバンドが30 seconds to mars です。
彼らの曲の中に「closer to the edge」という有名なものがあります。
2011年3月11日に発生した東日本大震災を見舞うために、この曲の
特別バージョンのPVが公開されました。
僕が工学部に入学し、防災を専攻しているのもこの震災があったからです。
でも、結局のところ人間の想定や建造物には限界があります。
どんな高い防潮堤を造るよりも、どんな強い構造物を建てるよりも
やはり、震災の教訓を世代を超えて受け継いで
日常の防災活動に生かしていくことが何よりも大切です。
東北では、大規模な防潮堤の建設が進んでいます。
今まであった東北の美しい海の景色が見られなくなります。
これに関しては住民の間でも大いに議論になりました。
数年前、現地に勉強合宿のため訪れた際に、防潮堤建設への反対活動を
行っている方とお話しする機会がありました。
ちょうど、住民の間、または政府と住民の間で議論が巻き起こっている時で、
話を聞けば聞くほど難しい問題であると感じましたし、正解がないのも事実です。
でもやはり、無機質なコンクリートの壁によって海が見られなくなるのは少し寂しいです。
ネパールでは昨年、M7.8の大きな地震がありました。
ネパールのカトマンズ盆地は世界遺産に指定されており、大規模な歴史的町並みが広がっています。(京都みたいな場所)
被害を受けた住民の多くは、鉄筋コンクリート造への建て替えを望んでいるようです。
その中でこれからどう遺産を保護して守っていくのが課題なのですが……
その地域固有の、景観や伝統的な文化が自然災害によって失われていくのは非常に残念なことです。
にしてもこのバンドかっこいいな。。
いろぐろ。