JAL&ANAの株主優待を徹底紹介!【JAL編】


日本を代表する航空会社といえば、「JAL(日本航空株式会社)」と「ANA(ANAホールディングス株式会社)」ですね。チケットライフでも、この航空2社の株主優待券も買い取らせていただいています。

 
JALとANAの株主優待は運賃の割引を得られるということで、航空機を利用しての出張や旅行が多い人にとってはうれしい優待です。以前、このブログでも両航空会社を比較し、どちらがおすすめか検証いたしました。

 
その後、単元株式数の変更と株式併合によって、ANAの株式単元が1,000株から100株に。優待内容こそは変わりませんが、単元株式数の変更と株式併合によって必然的に株価がアップするという変化もありました。そこで今回と次回の2回に渡って、JALとANAの株主優待について最新情報も交えながらご紹介していきたいと思います。さらに、チケットライフでの買取額もご案内!

 
まず今回は、JALからその魅力たっぷりの優待内容について見ていきましょう。

 
関連記事:航空会社でオススメの優待銘柄はANAかJALか

JAL(9201)の細かく分けられた株主優待


JALこと「日本航空株式会社(9201)」の株主優待には、株主割引券とツアー割引券があります。まずは割引航空券の詳細からご紹介。持ち株数に応じて細かく分けられているため、しっかりと確認するようにしましょう。

 
なお権利確定は3月末と9月末、年に2度の優待を受けられます。

 

  • 権利確定……3月末と9月末
  • 発行時期……5月と11月
  • 有効期限……それぞれ1年間

JAL株主割引券詳細

JALの株主割引券は、国内線全路線(※)が対象。1枚につき、普通席の大人普通運賃1名分が50%引きになります。なお、小児の場合は普通席の小児普通運賃が50%引きです。

 
※対象航空会社……「日本航空」「日本トランスオーシャン航空」「日本エアコミューター」「琉球エアーコミューター」

 
所有株式数は以下に示すとおり、3月31日現在と9月30日現在によって株主割引券の枚数が変わります。先に記載されている枚数が3月31日現在の株主、後の枚数が9月30日現在の株主が受けられる枚数です。9月の株主優待は、200株以上保有してないと受けられないため、注意が必要になります。

 

  • 100~199株……1枚(3月)、0枚(9月)
  • 200~299株……1枚、1枚   300~399株……2枚、1枚
  • 400~499株……2枚、2枚   500~599株……3枚、2枚
  • 600~699株……3枚、3枚   700~799株……4枚、3枚
  • 800~899株……4枚、4枚   900~999株……5枚、4枚
  • 1,000~1,099株……5枚、5枚
  • 1,100~99,999株……5枚プラス1,000株超過分は500株ごとに1枚、9月も同じ
  • 100,000~……203枚+100,000株超過分は1,000株ごとに1枚、9月も同じ
  • 株主割引券発行枚数早見表(PDF・JAL公式サイト)

 
保有年数が3年以上の場合は、さらに以下のような追加発行があります。ただしこれには条件があり、7基準日連続、つまり3年間連続で「同一株主番号」でなければなりません。また300株以上保有している必要があります。

 

  • 300~ 999株……各7基準日目に1枚
  • 1,000株 ~ 9,999株 各7基準日目に 2枚
  • 10,000株 ~ 各7基準日目に 3枚

JALツアー割引券

JALツアー割引券(国内・海外2枚ずつ)は、正規旅行代金の7%引きでJALパックツアー商品を利用できるというもの。株主割引券との選択制ではなく、一緒にもらうことができるので嬉しいですね。

 

  • 100~199株……年1回(3月の権利確定分のみ)
  • 200~ ……年2回(3月および9月)
  • 3月確定分有効期間……1年間
  • 9月確定分有効期間……6ヶ月間

株価と配当利回り、そしてチケットライフ買取価格!

2018年3月下旬現在における、JALの株価と配当利回りは以下のとおりです。優待を得るための最低投資額は423,000円ほどとなります。

 

  • 株価:4,230円前後
  • 配当利回り:およそ2.5%

 
株価と配当利回りに続いて、チケットライフでの株主割引券買取価格もご案内いたします。現在、新規配当分をより高額で買い取っていますので、3月に権利確定するという方は要注目です!

 

  • JAL株主優待券(2018年11月30日まで有効・新規配当分)……3,600円
  • JAL株主優待券(2018年5月31日まで有効) ……3,100円
  • スクラッチ部分を削ったものは無効
  • JAL株主優待券 予約限定買取価格
  • JALは長期保有による優遇や配当が魅力的!


    国内線を頻繁に利用する場合、割引券はとても助かりますね。JALは株の長期保有によって、割引券が追加されるという優遇があります。ただし300株以上の保有が条件であるため、長期保有・高額投資が必要です。

     
    配当的な面では、ANAがおよそ1.5%弱ですのでJALに軍配が上がります。さらに2020年の東京オリンピック・パラリンピックを見据えると、国内の航空各社はこれからさらに活気づくことも予想されるでしょう。長期的に腰を据えて投資をするのであれば、JALのほうが向いているという感触もありますね。

     
    さて次回は、【ANA編】としてANAの株主優待をご紹介します。単元株式数の変更と株式併合についても解説! どちらが自分に合った投資先か、比較をしてみてくださいね。