早くも激動の展開になってきた大河ドラマ「真田丸」
今日は、その5話「窮地」をLet’s レビュー!
冒頭は「本能寺の変」から話は始まります。
ここで気になるのは、
信長が死んだことが真田家にも伝わるものの、その最後の瞬間は頑なに描写しようとしないこと。
兜が首を切られたみたいにゴトリと炎のなか落ちていく演出は新鮮でした。
そういえばインタビューで三谷幸喜さんが「幸村が見てないものは詳しくは描かない」とおっしゃってました。
なるほど。納得です。
話が進むにつれてわかってくること。
「真田丸」の一番のキモは、徹底的に「真田家の物語」という軸からブレないことだな。と思います。
「真田家から歴史的な出来事はこう見えていて、どんな影響を与えるか」という点から絶対に外れない。という拘りも見えてきますね。
さて、第5話の放送で一番の見せどころとして伊東が特に推したいのは家康(演:内野聖陽)が魅せる「伊賀越え」のシーン。
「伊賀じゃ!伊賀じゃ!徳川マックス・怒りのイガロードじゃ!!!」
本能寺の変で信長が討たれたことを知った家康が明智軍を恐れ、自領である三河国へ帰ろうとするのですが、問題はその道筋。
結局、山深い伊賀国を通る事を選択。
服部半蔵の助けを借りつつ道中を進むのですが、落ち武者狩りや明智軍に見つかり、さぁ大変!
切り抜ける為の案はあるかと半蔵に問えば「全力で押し通りまする!」の返事。
(現代風に言えば強行突破。つまり案なんて無いってこと)
ひたすら追いかけられ、転びながら、息も絶え絶えに伊賀の山中を進む。
それではここで大変よく頑張る家康君を見てみましょう。
「もうやだ!帰りたい帰りたい!!帰り道なんだけど帰りたい!!」
この場面の徳川一行が本当に面白い。
相手に立ち向かうということもなく、とにかくかっこ悪く逃げるばかり。
その姿が逆にとても人間くさくていいのかも…と感じました(笑)
まぁ考えてみれば、これぞまさに三谷節、喜劇のエッセンスってことなんでしょうね。
三谷幸喜さんの歴史考証には「もしこの時、こういうやり取りがあったら面白いよね」っていう愛情と遊び心が感じられる。
だから面白い。
最後に、服部半蔵をがっつり忍者ではなくそこそこ武士っぽく描かれていたのできっと本人も喜んでいると思います。
2月28日20:00~第8回「調略」
日曜日はテレビの前に集合ですね!
草津本店:伊東
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