証券会社のサイト等で検索数閲覧数の多い銘柄の中から、私の投資経験上、興味深いと思った注目銘柄を紹介します。今回は6月に権利確定する銘柄からピックアップしていきます。
1.優待3倍増の「すかいらーく」
6月のオススメ株主優待銘柄として私の注目度第1位は「すかいらーく(3197)」です。
「ガスト」を主力としたファミレス最大手の会社です。最近はとんかつ、空揚げ店等の専門業態を軸として出店を増やしています。
「すかいらーく」の優待は、傘下の「すかいらーくレストランツ」「ニラックス株式会社」「株式会社トマトアンドアソシエイツ」が運営する店舗で使える優待食事券です。
具体的には、バーミヤン、ジョナサン、夢庵、グラッチェガーデンズ、藍屋、とんから亭、かつ久、むさしの森珈琲、じゅうじゅうカルビ…等々です。
この便利な食事優待券が、なんと今回から3倍増となりました。
100株保有の場合、これまでは1,000円分だったものが、6月末より3,000円分もらえるようになったのです。
さらに300株以上保有では9,000円相当、500株以上では15,000円相当、1,000株以上では33,000円相当もらえます。
2017年5月後半現在で「すかいらーく」の株価は1,700円台後半。優待獲得最低額は18万円弱となっています。
2.ワクワク感と、実用性を合わせもつ「ツカダ・グローバルホールディング」
続いて6月の株主優待、私の注目度第2位は「ツカダ・グローバルホールディング(2418)」です。
欧米風邸宅での挙式や披露宴を行う婚礼を主力にした会社です。
「ラグジュアリーな空間と共に、最上級のおもてなしを」というコンセプトのもとに展開されるホテル事業や、「最高の食材と空間で、楽しい食事のひとときを」というコンセプトで運営されるレストラン事業なども手がけています。
実はこちらの優待は、そんな何とも高級感の漂うホテルやレストランでの食事割引券です。
また、それに加えて、100株以上保有で500円相当、200株以上で1,000円相当のクオカードがもらえます。
優待ならではのワクワク感と、実用性を合わせて持っているというわけですね。
2017年5月後半現在で「ツカダ・グローバルホールディング」の株価は500円台半ば。優待獲得最低額は5万円台半ばとなっています。
クオカードを効率よく手に入れる銘柄としても着目です。
3.業績予想の上方修正が発表された「日本マクドナルドホールディングス」
続いて6月の株主優待、私の注目度第3位は「日本マクドナルドホールディングス(2702)」です。
外食国内上位。誰もが知っている世界的バーガーチェーンです。
一時は不調に沈んでいた同社ですが、最近は好調なようで、2017年12月期の業績予想の上方修正が発表されました。
店舗改装の効果や「マクドナルド総選挙」などのイベントやキャンペーンが、客数増かつ売上げ増につながっているのがその要因のようです。
「日本マクドナルドホールディングス」の株主優待は、優待食事券(バーガー、サイドメニュー、飲物、3種類の商品の無料引換券が1枚になったシート6枚)です。
こちらの優待券が100株以上保有で1冊、300株以上で3冊、500株以上で5冊もらえます。
2017年5月後半現在で「日本マクドナルドホールディングス」の株価は3,800円台半ば。優待獲得最低額は38万円台半ばとなっています。
4.人材教育にも力を入れている「ブロンコビリー」
6月の株主優待、私の注目度第4位は「ブロンコビリー(3091)」です。
名古屋を地盤にした、炭焼きステーキ等を提供する郊外型高価格レストランです。関西や関東中心に出店が増やしています。
年間配当が昨年度の22円から24円に増配となっているのも着目です。
こちらの会社は人材教育にも力を入れていて、「調理力・サービス力を強化のために、店舗の従業員を集め集合教育を行うためのトレーニングセンターを、関東地区に新設のため着工した」とのことです。
2013年には、同社のアルバイトが冷蔵庫に入った写真をSNSに投稿した、俗にいう「バカッター事件」で、店舗閉鎖をせざるを得なくなった事件がありましたが、人材教育に力を入れることで二度とそのようなことを起こさないという同社の覚悟も読み取れます。
もちろん食材にもこだわっていて、肉は定期的な現地牧場、加工工場への視察を経た安心安全のもの。
サラダバーの野菜は産地にこだわり買付けられています。
また、大かまどで丁寧に炊きあげられるご飯は「魚沼産コシヒカリ」使用です。
そして、この「ブロンコビリー」の優待は、食事優待券または新潟県魚沼産コシヒカリなのです。
100株以上保有で2,000円相当の食事優待券。
200株以上で3,000円相当の食事優待券、または新潟県魚沼産コシヒカリ2kg。
500株以上で5,000円相当の食事優待券、または新潟県魚沼産コシヒカリ4kg。
1,000株以上で8,000円相当の食事優待券、または新潟県魚沼産コシヒカリ5kg。
2,000株以上で15,000円相当の食事優待券、または新潟県魚沼産コシヒカリ10kgがもらえます。
2017年5月後半現在で「ブロンコビリー」の株価は2,700円ほど。優待獲得最低額は27万円程となっています。
5.「婚活パーティー無料招待券」がもらえる「IBJ」
6月の株主優待、私の注目度第5位は「IBJ(6071)」です。
婚活サイト事業や、パーティー・合コンなどのイベント事業、結婚相談所の経営などを行っている会社です。
同社のサイトによれば「婚活・結婚支援サービスを提供している、日本最大の会社」とのことで、優待にも力を入れています。
まずは手堅くクオカード。1,000株以上保有で1,000円相当、10,000株以上保有で、1,500円相当のクオカードがもらえます。
ですが、私の注目はそれよりも「婚活パーティー無料招待券」です。
100株以上保有で、4,000円相当の婚活パーティーの無料招待券が1回分もらえます。
さらに1,000株以上で2回分、10,000株以上で3回分です。
婚活をお考えの方には、ちょうど良い優待ではないでしょうか。
2017年5月後半現在で「IBJ」の株価は600円台後半。優待獲得最低額は7万円弱となっています。
以上、2017年6月の注目優待銘柄でした。株価自体は日々変動しますし、株主優待の内容も変更の場合があります。株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。