証券会社のサイト等で検索数閲覧数の多い銘柄の中から、私の投資経験上、興味深いと思った注目銘柄を紹介します。今回は3月に権利確定する銘柄からピックアップしていきます。定番ものから、美味しそうな品が手に入る銘柄など、様々選んでみました。
1.クオカードならビーアールホールディングス
まずは安定した人気の優待商品と言えばクオカードです。3月に利益確定を迎える銘柄の中でも、クオカードがもらえる銘柄はいくつかあります。
その中でも私が注目しているのは、ビーアールホールディングス (1726)です。
こちらは中国、関西地盤のPC橋梁中堅の会社なのですが、その注目すべきポイントは最低投資金額の低さです。
2月半ば時点での株価は300円ほど。オリジナルクオカードが、100株以上保有で500円相当分もらえます。
3万円ほどの投資で500円ですから、利率的にはなかなか良いのではないでしょうか。
なお、ビーアールホールディングスの株主優待は保有株数に応じて、さらにクオカードの枚数が増えていき、1,000株以上保有で2,000円相当、10,000株以上保有で3,000円相当のクオカードがもらえます。
2.カニ缶や海苔などがもらえるマルハニチロ
次に私が着目する3月の優待権利確定銘柄は、マルハニチロ (1333)です。
100株以上保有で「自社グループ取扱商品」がもらえるのですが、マルハニチロといえば、水産最大手の会社です。当然、「取扱商品」というのも、実に美味しそうな「海からの恵みの数々」だったりします。
具体的には「缶詰・のり・ソーセージ等5点より1点選択」という優待なのですが、その内容については、これまでは「水産缶詰詰合せ(まるずわいがに・さけ水煮・まぐろ油漬あらほぐし)」や「国産海苔の詰合せ(味付海苔・焼海苔・手巻海苔」や「DHA入り リサーラソーセージ10袋」などがその対象となっていました。
どれも食欲をかきたてられるものばかりですね。
マルハニチロの株価は2017年2月半ば現在で3400円弱です。
最低単元数は100株ですので、優待獲得に必要な最低投資金額は34万円ほどになります。
3.ギフトカタログならトーソー
トーソー (5956)は、カーテンレール製造で国内首位の会社です。東京オリンピックに向けて、ホテル需要が伸びているという点で、投資対象としても面白い銘柄です。
2017年2月半ば現在で、PBR0.51倍ですので、割安な状況にあると思われます。
このトーソーの株主優待は100株以上で1,000円相当、1,000株以上で3,000円相当の商品を食品や日用品のギフトカタログから選択できるというものです。
2016年版のカタログで確認してみると、米やラーメンセット、そば・うどん詰め合わせ、珈琲、お茶、タオルや石けん等々、暮らしの中で即戦力になってくれそうな品々がズラッと揃っています。
その時の必要や好みに応じて選択できるのがカタログギフトの利点ですね。
トーソーの株価は2017年2月半ば現在、500円台前半です。最低単元が100株ですので、最低投資価格は5万円ほどになります。
4.陶磁器のもらえる三谷産業
三谷産業 (8285)は、北陸地盤の総合商社で、化学品、情報システム、住宅設備、石油などに幅広く展開しています。またジェネリック医薬品原薬なども手がけています。
この三谷産業の株主優待は「陶磁器製品」です。
100株以上で1,500円相当、1,000株以上で3,000円相当、3,000株以上で6,000円相当、5,000株以上で9,000円相当の商品がもらえます。
マグカップや皿や器など、陶磁器は長く使い続けられる点も魅力的ですよね。
会社自体の業績も好調なようでチャートもきれいに上昇カーブを描いています。
2017年2月半ばで、三谷産業の株価は300円台後半ですので、最低投資金額は4万円弱です。
5. チョコレート、スムージー、豆乳のもらえる不二製油
最後に不二製油グループ本社 (2607)を紹介します。
不二製油は油脂大手の会社で、油脂加工品や大豆タンパク関連商品も展開しています。
こちらの会社は2016年10月放送の「ガイアの夜明け」で、「豆乳を分離してクリームにする技術の開発に成功したこと」が取り上げられていました。
この技術を応用した「豆乳チーズ」を、チーズの本場であるイタリアの料理店の店主が絶賛しているシーンは大変に印象的でした。
この不二製油の株主優待は「自社グループ関連製品」で、その内容はチョコレートやスムージーや豆乳などです。
100株以上で1,500円相当、1,000株以上で3,000円相当、5,000株以上で4,000円相当の商品がもらえます。
2017年2月半ばで、不二製油の株価は2300円台半ばですので、最低投資金額は23万〜24万円ほどになります。
以上、2017年3月の注目優待銘柄でした。株価自体は日々変動しますし、株主優待の内容も変更の場合があります。株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。