SL蒸気機関車

梶谷A

先日、以前から時期になると思っていた「SL北びわこ号」に乗りに行こうとしたのですが、全車座席指定席で切符が取れず残念・・・夏休みは毎回満席状態らしいです。

それならばと走行写真を撮りに行ってきました。(ただの写真愛好家です)

SL北びわこ号

梶谷B

GWや夏休みの日曜日に北陸本線米原駅から木の本駅間23Kmを45分かけて運行している臨時列車です。(停車駅は長浜、虎姫、河毛、高月)

ポニーの愛称で知られるC56形機関車が浅井氏ゆかりの小谷城、秀吉ゆかりの長浜など戦国ロマンあふれるエリアを運行し、車窓からは伊吹山や湖北の雄大な自然を満喫することが出来ます。

長浜駅ホームや沿線には撮鉄さんらしき人(格好から撮鉄さん?)が多く見られました。長浜駅を少し出たポイントから撮りました。

重厚感ある走行と黒煙のにおい、それと汽笛がなんとも言えず情緒がありました。

SL機関車は全国で運行していますが、JR西日本でよく知られているのが新山口駅から津和野駅を臨時運行している、SL「やまぐち」号でしょうか。C57形で完成度が高められ、美しいスタイルから「貴婦人」呼ばれています。他には、

JR北海道 釧路本線C11形「釧路湿原ノロッコ号」、函館本線C11形「SLニセコ号」JR東日本 磐越西線C57形「SLばんえつ物語号」「SL磐越会津路号」、上越線D51形「EL&SL奥利根号」、茨城・栃木県 真岡鐵道本線C11形「SLもおか号」、埼玉県秩父鐵道本線C58形「SL急行パレオエクスプレス」、静岡県 大井川鐵道C10 C11C56「SL急行かわね路号」C12「トラストトレイン」等があります。

また、大井川鐵道にはきかんしゃ「トーマス号」が大井川を渡ることもあるみたいです。

梅小路蒸気機関車館

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SL北びわこ号の車庫は梅小路蒸気機関車館にあります。

梅小路蒸気機関車舘にも行ってきました。京都水族館の隣で京都駅から徒歩20分ぐらいで行けます。9時20分に着きましたが既に30人ぐらいの列でした。(10時開館です)

自動券売機で切符を購入 大人410円 小人(4歳~中学生)100円 。

行くまで知らなかったのですが「さよならイベント」中でした、入場券と引き換えに閉館記念カードをもらえました。 (8月30日で43年間の歴史に幕をとじます。)

閉館オリジナルヘッドマークをつけたSLスチーム号がけん引する客車に乗車体験もありました。(体験乗車は別料金)

扇形車庫(12ヵ所)にC62形,D50形,C56形,C58形(お召し列車)、義経号等が保存されており目の当たりにすると迫力満点でした。

並んでいる中でもC62形のボイラー部分がひときわ大きく圧倒されます。

もちろんC56形のSL北びわこ号も車庫に収まっていました。

中には動かない機関車もあります、それを静態保存(機械類が本来の用途として動作・運用が可能とは限らない状態)といい、動く機関車が動態保存です。

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蒸気機関車の走るしくみ

蒸気機関によって動く機関車のことで、一般的な蒸気機関車を走らせるのに必要な機構としては、

  • 石炭等の燃料を効率よく燃やして、高温の燃焼ガスをつくる火室。
  • 火室で発生した燃料ガスの持つ熱エネルギーを利用して水を沸騰させ、高温高圧の蒸気を作るボイラー。
  • シリンダーに送る蒸気の方向や量を制御する各種弁装置。
  • 蒸気のエネルギーを往復運動のエネルギーに変えるシリンダー。
  • シリンダーの往復運動を回転運動に変換し駆動力を発生させるロッドと動輪。

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世界初の蒸気機関車

1802年、リチャード・トレビシックがマーサー・ティドウィルのぺナダレン製鉄所で高圧蒸機関を台車に載せたものを作った。これが世界初の蒸気機関車とされています。

1803年、トレビシックはこの蒸気機関車の特許をサミュエル・ホンフレイに売却。

ホンフレイは、トレビシックの蒸気機関車が10トンの鉄を牽引して、とある区間(約

16Km)を運べるか賭けを行い、1804年2月21日、ぺナダレン号が10トンの鉄と5両の客車、それに乗った70人の乗客を4時間5分で輸送することに成功した。

日本の鉄道創始は1872年開業したが、このとき投入された車両は1号機関車などすべてイギリス製の車両であった。 その後、官営鉄道(国鉄)ではイギリス様式の鉄道が建設されたため、車両も同国からの輸入が多かったが、北海道の官営幌内鉄道では7100形などアメリカ様式、九州鉄道ではドイツ様式を採用した。(世界・日本の蒸気機関車史)

日本ではSteam Locomotiveの頭文字をとって、SLとも呼ばれる。

明治時代には蒸気船に対して陸の上を蒸気機関で走ることから「陸蒸気」(おかじょうき)

とも呼んでいた。

2016年春オープン!日本最大級の鉄道博物館 「京都鉄道博物館」 

「見る・触る・体験する」のが今から楽しみです。

自販機部門   七郎次