JR西日本「新快速電車」について雑学

自販機部門の 荒川です。
今回は、新快速電車について、ちょっとものしり・雑学を述べます。
JR西日本のアーバンネットワークの主役として米原~姫路間時速130㎞で次々と駆け「新快速電車」、今や我が国を代表する有名列車であることは鉄道ファンならば  誰も認めるところであります。

新快速電車のデビュー

新快速の今昔

この「新快速電車」が初めて京阪神の線路の上に姿を現したのが昭和45年10月のこと。
万博終了時の翌日、京都~西明石間の上り下りを1時間に1本、10時~16時までのダイヤ で登場以来40年以上の年月が経過しました。車両もかぼちゃのセコハン電車から現在の 最新鋭の車両が活躍中です。

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さらに、京阪神の新快速を語る上で無視できないのは、京阪・阪急・阪神・山陽電鉄な ど並走私鉄のスプリンターたちであります。線路が近接し、起終点の都市と同じくする 宿命が競争を生みました。

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各社も時代を問わず全国トップレベルの名車両を世に送り出すことができたのも、良い 意味でライバル意識があってこそうと考えます。

現在のダイヤパターン、新快速のダイヤは山科~姫路間で伝統の15本間隔運転を実施。
毎時4本のうち1本は湖西線経由、残りの3本は、野洲発着が1本、北陸線経由が2本となっ ています。

 

2011年3月12日ダイヤ改正で、新快速の終日全列車停車を勝ち取ったのが南草津駅です。
今のところ最も新しい新快速停車駅です。

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種別

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草津駅にて

 草津駅・南草津駅の乗降客数について

「平成25年度(2013年度)草津市統計書」によると、2012年度乗車人員は草津駅2万7687 人に対して、南草津駅2万5829人と接近しています。南草津自体が1994年開業という新 しい駅ですが、草津市の総合計画によりJR駅を中核とした区画整理が行われ、立命館大学 など大規模な事業所も誘致した新しい街づくりが行われました。

結果、駅周辺に高層マンションが林立し、中心地が田園地帯の中に出現した若者で賑わ い、子供や若い世代が多く住み、生き生きとした街づくり。すなわち町が若いという証し で夕方には新快速電車に乗り込むのも学生がほとんどです。

新瀬田駅(仮称)について

ところで、6月9日(火)の朝日新聞の朝刊に“瀬田駅と膳所駅”に“新快速電車停車”とい う記事が載っていました。今後、朝夕のラッシュ時の利用者数など調べ、JR西日本と協 議に入る計画。将来的には地元自治会や企業の署名集めも検討するとのこと。

最高速度時速130㎞の俊足を誇り、3扉転換フロスシートの12両編成が、終日15分~20分 の間隔で運転される新快速はJR西日本アーバンネットワークの中核に位置付けられる列車 系統です。
少子高齢化や人口減少という逆風の時代を迎えても新快速電車は沿線の人々から選ばれ る輸送手段であり続けられるでしょう。