おはようございます！
社長の川野です！
今年も残すところ、1ヶ月となりました。
2022年1月から２代目社長に就任して、約11ヶ月。
昨年から新組織に移行する大きな宿題を終えて走り出したかと思えば、
今年6月にJR各社から出されたプレスは
影響が核弾頭級の「JR普通回数券の全廃」と…
駅前切符屋さんの金券ショップとしては
2年連続の大きな宿題をいただくことになりました。
JRさんも民間の営利企業ですし、世の中の流れを汲んだ構造改革が必要だったと思われます。
我々金券ショップ側は自社商品でないJR商品を駆使してお客様にお得をお届けする使命があります。
「ただの転売じゃん」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
少しでも安く、少しでも安心して
金券を使いたいと思っていただけるお客様がいる限り
社会的な意義も意識しながら
地元滋賀県に根ざした金券ショップ運営をスタッフ一同で続けていきます！
JR普通回数券の全廃！ピンチをチャンスにできるか！？
今年の9月末でJR北海道以外の普通回数券は全廃されました。（JR北海道は2022年11月末で廃止）
さてさて…本当に困りました…
JR西日本の収入概況を見ていると
山陽新幹線、在来特急などのご利用率は少しずつ上がっていましたが、※コロナ前比で70％台。
近畿圏近距離券のご利用率は、※コロナ前比で100％を超えてきております。
（合計収入も※コロナ前比で100％を超え）
旅客は確実に増えてきているのに、我々金券ショップが販売しやすい回数券と言われるものは無くなる一方ですが、
スタッフ一同で知恵を出し合い、リスクも多々あり骨折り損になるかもしれないですが、
なんとか近距離切符を「新方式」で販売できる準備が整いました！
※コロナ前比…2019年との数字比較
もうこれしかない！これが一番お得！「新方式」格安切符！
普通回数券が無くなった後は、下記のように日付指定・乗車方向指定の乗車券で販売させていただくことになります。
【普通回数券が無くなった2022年12月途中からの販売方法】
（草津本店の一例）
ご覧のように、いままで同じように京都駅で切符を分割して、
・普通回数券だった部分が、「日付」が指定された切符に変更
・「往復」「下り片道（京都・大阪方面）」を準備
・目的駅を出る際に片道2枚までであれば、自動改札に対応（3枚以上は有人改札へ）
チケットライフ店舗最寄り駅からの「京都駅」「大阪駅」「神戸駅」「天王寺駅」路線を準備します！
この４駅以外の場合のどうしたらいいの？という疑問があると思いますが、ご安心ください！
販売する４駅切符をご購入いただき
・乗越精算
・途中下車
などで多くの駅でお得になるようになっております。
今年の初めから一部区間は今回説明させていただいた「新方式」格安切符と同様の日付指定の切符は販売しておりました。
すでにご利用いただいているお客様からは
「今日使う切符ください」
「今度の土日使う切符が欲しい」
など、ご利用日を伝えてご注文いただいておりますが、
12月からはどの路線も「いつ使う」「往復か片道」「目的駅」の３つをお伝えいただけるとスムーズにご案内できます。
お客様にとっても、販売する我々にとっても、切符の使い方・売り方が変わり、多少の混乱があると思います。
弊社スタッフが販売案内に慣れるのに少し時間がかかると思いますが、
「地元のお客様に金券を通じて、お得を提供する」
「デジタルよりもお得なアナログ金券を提供する」
を継続していきます！
最後に…
今回の「新方式」格安切符へ切り替わるにあたり、
・普通回数券から日付指定切符に変わることによる原価上昇
・1日もしくは2日有効の切符を販売するリスク
などがあり、値上げという苦渋の決断となりました。
値上げとなってしまいますが、
・ICOCAポイントサービスや各種キャッシュレス決済より確実にお安く提供できるように
・限られた切符の中でできるだけ多くの駅にお安く行っていただけるように
全スタッフで知恵を出し合い、悩みながら、このような販売方式に至りました。
今後も地元にお客様の生活の一部として事業継続ができるよう企業努力をしてまいりますので、今後ともご愛顧いただけると幸いです。
何卒よろしくお願いいたします。
株式会社ライフコーポレーション
代表取締役 川野 拓己