リバイバルTAKUBOKU

ひょんなことから最近の国語の教科書を目にする機会がありまして。

石川啄木の略歴が未だに“貧困の中で瑞々しい歌を”云々と紹介されていて

完璧なアルゼンチンバックブリーカーを決められたような勢いでのけぞった

瀬田店N井です。

 

嘘ではない、嘘ではないけれど物は言いようにも程があるのでは!?

 

古の時代、私が学生の頃に

 

不来方のお城の草に寝転びて

空に吸はれし

十五の心

 

という歌が教科書に記載されておりました。

盗んだバイクで走り出さない系統の15才だった私めは大層グッと来て以来、

石川啄木が気になっていたのですが、石川啄木。

結核が死因の夭逝の歌人とかいうはんなりしたイメージで紹介してる場合では

ないのでは。という思いが日に日に強くなっております。

 

うすみどり

飲めば身体が水のごと透きとほるてふ

薬はなきか

 

この歌も、知った当初はそら若くして結核になって先が見えないなら、

新緑の季節には特にそんな気分になってもしゃーなかろ…。オヨヨ(落涙)とか

思ってましたが、どうやら友人から紹介された仕事を速攻で辞めた後の歌らしく、

 

たりーわー、仕事ったりーわー、透明人間とかなりてーわー…。

というニュアンス(意訳)が近かったようで。

 

啄木、お前…。

はんなりした顔してなんちゅう奴や…。

はんなり

 

他にも背景を知ると

 

東海の小島の磯の白砂に

われ泣きぬれて

蟹とたはむる

 

戯れとる場合ちゃうがな!(詠んだ当時無職)

 

はたらけど

はたらけど猶わが生活楽にならざり

ぢつと手を見る

 

そもそも働いてへんがな!!(詠んだ当時無職)

 

コールアンドレスポンスの勢いでツッコミを入れてしまう歌の数々。

個人的にツッコミを放棄したダメ感あふれる一首がコチラ

 

一度でも我に頭を下げさせし

人みな死ねと

いのりてしこと

 

TAKUBOKU、OMAE…。(詠んだ当時無職)

 

ツッコミつつも

 

笑ふにも笑はれざりき

長いこと捜したナイフの

手の中にありしに。

 

あたりにはやっぱりグッと来てしまう為、一周回って

石川も親父さんのことで大変やったと思うから、これでなんか

食べよし。(既刊・新刊にお金を落とす)

体調よくないて聞いたから出来れば飲み代にはしてくれるな、

心配になるからな…。(そもそも故人)

という心持ちで関係書に散財する今日この頃。

 

京都では絶版となった歌集や研究書の掘り出し物が見つかるかも!?

な、古書市が頻繁に開催されています。

 

雑会計

 

現在開催中の「夏越の古書市」や30年の歴史を持つ「下鴨納涼古本まつり」など

古跡名所で開催される古本市も多く、お出かけついでにふらりと立ち寄れるのも魅力。

 

 

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