株式投資の楽しみのひとつとして、株主優待制度があります。配当はもちろん、株主優待の内容もチェックして投資先を決める投資家も多いことでしょう。また、堅実に10万未満の投資額で株主優待を受けられる企業を紹介する女性週刊誌もあり、株主優待を目的とする投資は主婦層にも広がっています。
株主優待で生活をしていることで有名な投資家・桐谷広人さんが、先日のテレビ放送で冷蔵庫を購入していました。この冷蔵庫購入資金は、株主優待で手に入れたギフトカード! 10万円分以上ものギフトカードを、株主優待で手に入れているのだそう。桐谷さんの投資を真似することは難しいですが、株主優待でできることの「可能性」を感じさせてくれますね。
そんな株主優待を導入する企業は、日々増加し続けています。5月と7月にも株主優待を新規導入した企業をご紹介しました。そこで今回も、8月以降に株主優待を導入した企業のなかからピックアップしてご紹介します!
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クオカードやオンラインクーポンなど「金券」が目立つ!
8月以降に新規導入された株主優待には、クオカードやオンラインクーポン、割引券などといった「金券」タイプが目立ちます。今回ご紹介する3企業も同様で、クオカードとオンラインクーポンを株主優待として導入している企業です。
JALCOホールディングス(6625)
最初にご紹介するのは、アミューズメント関連事業や、それに伴う貸金および不動産業を展開する「JALCOホールディングス株式会社(6625)」です。株主優待の導入は2018年8月10日の取締役会で決議され、2018年9月30日の権利確定から対象となりました。
気になる株主優待の内容は、クオカード! 1,000株以上保有で受け取ることができ、保有株数に応じてクオカードの額面も変動します。
- 1,000株~ ……3,000円
- 3,000株~……5,000円
- 5,000株~……10,000円
- 50,000株~……20,000円
- 権利確定月……9月
- 株価……203円前後(2018年10月上旬現在)
- 最低203,000円前後の投資から株主優待を受けられます。
プレステージ・インターナショナル (4290)
続いてご紹介するのは、ロードアシスト事業やワランティ事業、ITソリューション事業など7種類のBPO事業を展開する「株式会社プレステージ・インターナショナル (4290)」です。株主優待の導入は2018年8月20日の取締役会で決議され、2018年9月30日の権利確定から対象となりました。
株主優待の内容は「バリュースターモール」で利用できるオンラインクーポン2,000円分! 権利確定月は9月と3月の年に2回、100株以上保有で受け取ることができるため、1年で4,000円分になります。
バリュースターモールとは、参加企業のオンラインショップのクーポンに交換できるプログラム。グループ会社の「株式会社プレミア・クロスバリュー」が運営しています。
- 株主優待(100株以上保有)……2,000円分のオンラインクーポン
- 権利確定月……9月、3月
- 株価……1,350円前後(2018年10月上旬現在)
- 最低135,000円前後の投資から株主優待を受けられます。
共和コーポレーション(6570)
最後にご紹介するのは、信越・北陸から中部および関東エリアにおいて「APINA (アピナ)」 「YAZ(ヤズ)」「GAMECITY(ゲームシティ)」などのアミューズメント事業を展開する「株式会社共和コーポレーション(6570)」です。
株主優待の導入は2018年8月10日の取締役会で決議されました。初回のみ、2018年9月30日現在の株主名簿に記載・記録された株主が対象。2回目以降は、2019年3月の権利確定からとなります。
株主優待の内容は1,000円分のクオカード! 100株以上保有で受け取ることができます。
- 株主優待(100株以上保有)……1,000円分のクオカード
- 権利確定月……3月
- 株価……750円前後(2018年10月上旬現在)
- 最低75,000円前後の投資から株主優待を受けられます。
株主優待新規導入企業は、株価の変動を慎重にチェック!
今回ご紹介した3企業はもちろん、株主優待の導入を発表した企業は株価が一時的に上昇するケースがあります。その後の株価の動きは慎重にチェックして見極めていきたいところです。魅力的な株主優待があふれているからこそ、損失を少なくして充実した株主優待ライフを送りたいですね。