【2018年7月】株主優待を新規導入した企業をチェック!


株価は日々変動し、新たな上場企業が増えたり、上場廃止企業が発生したりと、株取引を取り巻く環境は常にめまぐるしく動いています。そんななか、新たに株主優待を始める企業も後を絶ちません。

 
5月には「株主優待を始めた企業をチェックして充実した優待ライフを!」にて3企業をピックアップしてご紹介しましたが、その後も新規導入企業は増えています。

 
そこで2018年5月以降に株主優待を新規導入した企業のなかから、今回も3企業をピックアップしてご紹介します!

 
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特産品や金利上乗せなど、金融系企業の新規導入株主優待!


今回ピックアップするのは、金融系の3企業です。特産品や金利上乗せなど、各企業のカラーが色濃く出ているものばかり。

 
金融企業の地域にまつわる特産品は、地域への愛情を感じる株主優待。いっぽう金利上乗せの株主優待は、金利の低い今の時代において少しでも上乗せされるのは嬉しい限りですね。

福井銀行(8362)

まずは「株式会社福井銀行(8362)」からご紹介します! 福井を拠点に展開する福井銀行は、福井県内でトップのシェアを誇り、2018年6月8日に株主優待の導入を発表しました。

 
導入の背景には、2019年12月に創立120周年を迎えることが挙げられます。これを機に、より一層の地域への貢献や福井銀行への関心を強めてもらうことを目的としているそう。

 
福井銀行の株主優待内容は、「福井県の特産品」か「社会貢献活動への寄付」を選択する形です。内容の詳細はまだ不明な部分がありますが、福井の特産品は美味しい逸品が多いため、期待ができますね。

 

  • 300株~……3,000円相当の福井県の特産品または社会貢献活動への寄付
  • 1,000株~……5,000円相当の福井県の特産品または社会貢献活動への寄付
  • 株価……2,300円前後(2018年7月上旬現在)
  • 権利確定月……3月(初回のみ、2018年9月)

 
保有株数が300株からと、少し多めの設定になっているので注意しましょう。最低690,000円前後の投資から株主優待を受けられます。

三十三フィナンシャルグループ(7322)

続いてご紹介するのは、「株式会社三十三フィナンシャルグループ(7322)」です。三重を拠点とする「三重銀行」と「第三銀行」が経営統合し、株式会社三十三フィナンシャルグループが誕生しました。

 
名称の「三十三」は「さんじゅうさん」ではなく、三重銀行と第三銀行を足したことを意味しているそう。つまり、「3+3」ということなんですね。

 
経営統合によって、三重県最大の銀行となった三十三フィナンシャルグループ。2018年6月27日に新規導入を発表した株主優待は、「株主優遇定期預金」と「カタログギフト」が予定されています。

 

  • 【株主優遇定期預金】
  • 保有株数……70株から
  • 金利……預入時の店頭表示金利+0.25%
  • 対象預金……スーパー定期(預入期間1年)
  • 預入金額……10万円以上、100万円以下
  • 取扱窓口……三重銀行、第三銀行の窓口
  • 決議通知、配当通知発送時に同封される「株主優待券」を提示する

 

  • 【カタログギフト】
  • カタログギフト……5,000円相当
  • 保有株数……500株以上

 

  • 株価……1,930円前後(2018年7月上旬現在)
  • 権利確定月……3月、9月(初回は2018年9月)

 
株主優遇定期預金は70株から適用されるため、株主優待を受けられる最低投資額はおよそ135,100円前後からとなります。

関西みらいフィナンシャルグループ(7321)

最後にご紹介するのは、「株式会社関西みらいフィナンシャルグループ(7321)」。こちらは関西を拠点とする企業で、「関西アーバン銀行」「近畿大阪銀行」「みなと銀行」の経営統合によって誕生しました。

 
関西みらいフィナンシャルグループは、「りそなホールディングス」が株式の51%を保有していることでも知られています。規模は大変大きく、関西の地方銀行ではトップを誇ります。またこの経営統合によって、全国の地方銀行において6位という地位に躍り出ました。

 
そんな関西みらいフィナンシャルグループは、2018年6月6日に株主優待の新規導入を発表。気になる優待内容は、「定期預金の金利優遇」です。

 

  • 【株主優遇定期預金】
  • 保有株数……100株から
  • 金利……預入日の店頭表示金利+0.1%
  • 預入金額……10万円以上、300万円以下
  • 取扱窓口……関西アーバン銀行、近畿大阪銀行、みなと銀行の窓口
  • 株価……840円前後(2018年7月上旬現在)
  • 権利確定月……3月

 
株主優待を受けられる最低投資額は、およそ84,800円前後。現時点の株価であれば、10万円に満たない投資で株主優待が受けられます。また金利の「+0.1%」も大変魅力的ですね。

経営努力に全力の地方銀行!株主優待をチェック!


今回ご紹介した3企業は、全て地方銀行です。都市銀行だけではなく、こうした地方銀行も経営努力に全力で取り組んでいます。株主優待をチェックしてみると、金利優遇や地元密着の内容など、「株主や地域に寄り添う」タイプのものが見受けられます。

 
地元の銀行がどんな株主優待を扱っているのか、チェックしてみると面白いかもしれませんね。