株主優待ライフを始めたい!優待にはどんなものがあるの?


「株主優待」に興味があるという人は多いのではないでしょうか。実際に株式投資をしてみたり、金券ショップで株主優待券を購入してみたりと、株主優待を「体験」したという人も多いことでしょう。

 
株主優待に触れるにあたって、気になるのは「どんな優待内容なのか」ですよね。そこで今回は、気になる株主優待にはどんなものがあるのかご紹介! 定番のものから少し変わったものまで、さまざまな株主優待がありますよ。

金券や食べ物、復興支援までバリエーション豊かな株主優待


株主優待には、優待を出す企業の「カラー」が出ます。株式投資をして支えてくれる株主の皆さんへの、「お礼」という意味合いが強い株主優待。受け取った株主が喜んでもらえるようなチョイスをしているケースがほとんどです。時には「寄付」といった社会貢献タイプも。バリエーションが豊かであることも、株主優待の特徴でもありますね。

定番人気!クオカードや優待割引券などの金券

株主優待の定番人気ともいえるのが「金券」です。企業のロゴが入ったオリジナルのクオカードやギフトカード、運営している鉄道や商業施設の優待割引券など、「株主が得をする」タイプの株主優待は根強い人気。額面金額が目に見えてわかるのも、「オトク感」が強い理由のひとつですね。

 
鉄道各社や航空各社、ファストフードやショッピングセンター、娯楽施設などはもちろん、それ以外でも「金券」を優待にしている企業は豊富。旅行をたくさんするなら鉄道や航空、外食が多いならファストフードというように、株式優待を始めるときに、金券を狙うという人も多いことでしょう。

詰め合わせが嬉しい!株主優待で新製品アピールにも!

食料品を始め、洗剤などの生活雑貨や化粧品などを開発・販売する企業では、「自社製品詰め合わせ」を株主優待にしているケースがあります。大抵が1,000~3,000円相当の詰め合わせですが、発売予定の新製品や高額製品が含まれる企業もあるので要チェックです。

 
詰め合わせは「内容が毎年変わる」「保有株数によって内容が異なる」ことが多く、常に新鮮な気持ちで楽しめますよ。

株主優待で好きな物をチョイス!カタログギフト

複数の優待から選択制という企業は多いですが、「カタログギフト」を株主優待にしている企業もあります。企業から送られてくるカタログから、好きな物を選んでもらえるのは嬉しいですね。なお、「カタログギフトを株主優待メイン」にしている企業と、「他の優待+カタログギフト」という企業があります。

 
産地直送の食料品カタログや、自社商店で取り扱いのある製品のカタログなど、企業によってさまざま。カタログギフも「自社製品詰め合わせ」と同様、毎年内容を変えるケースが多いため、次はどんなカタログだろうと待つ楽しみもできますね。

お酒やお米がもらえる株主優待!

自社製品やカタログギフトで食料品がもらえる株主優待は多いですが、お酒やお米が含まれているものも要チェック! 地酒がもらえたりブランド米がもらえたりと、普段から慣れ親しんでいるお酒やお米の「新しい味」に出会うきっかけにもなります。

 
お米は1~3キロほどが多く、お米券でもらえるケースも。もらって困らないお米と、好きな人にはたまらなく嬉しいお酒。どちらも決して安くはないものですので、オトク感もありますね。

株主優待をもらう代わりに復興支援や寄付で社会貢献!

株主優待のなかには、復興支援や慈善事業などへの寄付ができるものがあります。復興支援は、東日本大震災や熊本地震へのものが多く見られます。その他の慈善事業への寄付は、植樹や教育支援、国際的な社会貢献団など寄付先はさまざまです。

 
社会貢献タイプの株主優待は企業が主体となって「寄付活動」や「慈善事業」をおこなっているため、継続的な社会貢献が可能という特徴も。株主優待での寄付総額や慈善活動は、企業から年に一度報告されます。個人では継続しにくくても、株主優待なら続けやすそうですね。

 
昨今、こういった社会貢献タイプの株主優待は増えてきています。しかし「寄付だけ」というわけではなく、自社製品や金券などの他の株主優待との選択制であるケースが多いです。寄付額も「株主優待と同等額」であるため、500~3,000円くらいだと思っていいでしょう。選択制は「株主の意思」で決定できるというのも嬉しいポイントですね。

変わり種!ビットコインや宝くじも!

株主優待には、ビットコインや宝くじ、冠婚葬祭施設の割引券という変わり種もあります。また公開歌番組への抽選招待をするテレビ局や、キャラクタークオカードがもらえるアニメ制作会社も。

 
さらには「自社工場見学を兼ねた海外旅行への抽選招待」といった株主優待もあります。こういった変わり種は、企業の「カラー」がとても濃く出ている株主優待とも言えますね。

株主優待がない企業も!投資先はじっくり選んで


さまざまな株主優待をご紹介しましたが、全ての企業で株主優待があるわけではありません。大企業であっても、株主優待をおこなっていないケースがあります。

 
株式投資自体の目的は株主優待だけではないですが、やはり投資をするからには優待も意識してしまいがちです。しかし株主優待がないからといって、投資に向いていない企業というわけではありません。一年後や二年後にどうなっているか、配当利回りや株価上昇などの利益をしっかりと見据えて、じっくりと投資先を選びたいですね。