気温もだんだんと下がり、最近は朝晩と思わず手を摩る冷える今日この頃。
何と言ってもこの季節は行楽シーズンでいわゆる「紅葉狩り」の真っただ中。
ついこの間、私も一足先に楽しんで参りました。
南禅寺に足を運んだのですが、まぁとにかく見頃はあと一週間後という感じですが、
一個人として、青の葉と赤の葉が織り交ざっていた方が風情があって良いと思った次第です。
完璧なモノやフウケイを好まず、少し不完全な方が情緒趣があって好感を生む。
と利休さんもおっしゃっていたので。
そういえば、「紅葉狩り」という言葉を耳にしませんか。
紅葉を見ながらさらりとうんちく語るのも風流だとおもいません?
「紅葉狩り」の語源や由来については、
時が立ち、狩猟の意味での「狩り」をしない貴族が現れ、
草花や自然を愛でることを「狩り」と表現した説、
また、その時実際に草花を手に取って眺めたことに由来するという説があるそうです。
もう一つ、紅葉のメカニズムはご存じですか?
実は解明されておらずまさに自然の神秘と言っても過言ではないのです。
葉を色付ける条件としては、
・夜間の急激な冷え込み
・空気が乾燥し地中の水分が減少する
・直射日光の強さ
山の紅葉が美しいのは、このような条件が揃っているからとされています。
逆に木々が光合成をしっかり行えなかったり、温暖化で気温んの条件が満たされないと、
鮮やかな紅葉が見られなくなってしまう可能性があるそうです。
この美しい自然の力、それを愛でる日本の心を、
次の世代にしっかりと残してゆくのも私たちの大きな課題だということも、
紅葉を見ながら思い出していただきたいものです。
草津本店:伊東