3月と9月に次いで、株主優待が多いのが12月です。4回に分けて12月のオススメ株主優待銘柄を紹介しています。第3回目の今回は、「特産品・カタログギフトがもらえる銘柄」を紹介していきます。
1.世界名産品カタログギフトがもらえる「ローランド ディー.ジー.」
12月の特産品・カタログギフトがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第1位は「ローランド ディー.ジー.(6789)」です。
広告・看板用インクジェットプリンタで世界首位級の会社です。
楽器メーカー「ローランド」の関連会社ですが、楽器メーカーの方は今や非上場会社となっています。
実は私自身、楽器メーカーの方の株は以前に保有していました。
楽器メーカーである「ローランド」がプリンター事業に乗り出したのは、もともと楽譜を書くための機械を製造販売したことがきっかけとなっているのですが、事業というものは、どう展開するかわからないものですね。
最近は歯科用の3Dプリンターにも進出しているようです。
新設子会社DGSHAPE(ディージーシェイプ)の第一弾製品、歯科用3Dプリンター「DWP-80S」、歯科用ミリングマシン「DWX-52DC」を同時発表
https://www.rolanddg.com/ja/news/2017/170301-new-dental-3d-printer-and-automated-dental-mill-to-advance-lab-workflow-efficiency
「ローランド ディー.ジー.」の株主優待は100株以上保有でもらえる「3,000円相当の世界名産品カタログギフト」です。
カタログギフトというと日本国内の特産品が多い中、これは面白いですね。
楽器メーカーとしても「ローランド」は欧州で強い会社でしたので、そういう事情もあるのかもしれません。
2017年10月後半現在で「ローランド ディー.ジー.」の株価は2,958円、優待獲得最低額は30万円弱です。
2.優待品を通じて復興支援「ラックランド」
12月の特産品・カタログギフトがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第2位は「ラックランド(9612)」です。
食品、飲食等の店舗企画、設計、施工を手がける会社です。
物流倉庫の企画制作関連の事業が好調なようで、こんなニュースが報じられていました。
ラックランド/JA全農ミートフーズ、全農チキンフーズの物流センター竣工
https://lnews.jp/2017/10/j100214.html
「ラックランド」の株主優待は100株以上保有でもらえる「3,000円相当の宮城県特産品」です。
ふかひれスープ、鮭西京漬、さば味噌煮、明太子等、おいしそうなものが並んでいます。
同社のwebサイトによると、
>弊社の優待商品は、東日本大震災で被災された地域の物産品を取り扱っております。実際の被災地においては、地元の方々が自らの生活を復興する為に立ち上がりつつあります。弊社としてその様な方々の実際の取り組みや生産されている商品をお送りするこの株主優待制度を通して、一企業としてのみでなく株主の皆様とともに復興支援の輪を広げていきたいと考えております。
優待品を通じて復興支援ができるというわけですね。
2017年10月後半現在で「ラックランド」の株価は2,124円、優待獲得最低額は21万円程です。
3.静岡県特産品がもらえる「デイトナ」
12月の特産品・カタログギフトがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第3位は「デイトナ(7228)」です。
静岡県に本社を持つ、二輪車部品・用品の企画、卸売りを手掛ける会社です。
同社の製品で私が「おお!」と思ったのがこれ。バイク用のドライブレコーダーです。
デイトナ「バイク専用 ドライブレコーダー DDR-S100」景色もトラブルもバッチリ記録!1台2役のバイク用ドラレコ
https://news.webike.net/2017/10/19/117738/
お手軽価格で高性能なようで、バイク好きの方には良さそうですね。
「デイトナ」の株主優待は「静岡県特産品」となっています。
200株以上保有で「新茶」または「しらす・ちりめんセット」が、1,000株以上保有になると「新茶またはクラウンメロン等」または「国産うなぎ・しらすセット」がもらえます。
静岡もおいしいものが充実していますよね。
なお「自社商品」という選択肢もあり、その場合は200株以上保有で2,000円相当、1,000株以上で5,000円相当を、もらうことができます。
2017年10月後半現在で「デイトナ」の株価は1,040円、優待獲得最低額は21万円弱です。
4.自社商品に詰めたお菓子がもらえる「竹本容器」
12月の特産品・カタログギフトがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第4位は「竹本容器(4248)」です。
東京都台東区に本社を持つ、化粧品・食品向けのプラスチック製包装容器の製造・販売を手がけている会社です。
多数の金型を備えてメーカーの多様なニーズに即応できるような態勢をとっていることに強みがあります。
注目すべきニュースはやはりこれでしょう。
竹本容器、インドに子会社設立 インドでの現地生産へ
https://ma-times.jp/39317.html
コストに見合った効果が出せるかどうかに着目です。
「竹本容器」の株主優待は、100株以上でもらえる「自社オリジナルボトル入り菓子」となっています。
ちなみに菓子の方は「竹本容器本店」のある浅草の菓子。
地元商品を自社商品に詰めて優待品にしているわけです。なかなか個性的で面白いですね。
2017年10月後半現在で「竹本容器」の株価は1,911 円、優待獲得最低額は19万円程です。
5.充実のパンフレットから選べる「トラスコ中山」
12月の特産品・カタログギフトがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第5位は「トラスコ中山(9830)」です。
工場や屋外作業現場向けの工具、消耗品、機器などの卸を手がけている会社です。
台車に乗った女の子が飛んでいくCMが印象的ですね。
https://www.youtube.com/watch?v=BAUmyqn1xao
「トラスコ中山」の株主優待は、優待パンフレット掲載商品から選択する形式となっていて、100株以上保有で5,000円相当、1,000株以上で10,000円相当分の商品がもらえます。
重要なのはこの「優待パンフレット」の内容が、なかなか充実していること。
自社商品だけでなく、ダイドードリンコ、アース製薬、千趣会、アイリスオーヤマ…等々、他社の優待セットからも選択が可能なのです。
この選択肢の幅広さは他には無い充実度だと思います。
2017年10月後半現在で「トラスコ中山」の株価は2,846円、優待獲得最低額は28万円台半ばです。
以上、2017年12月の特産品・カタログギフトがもらえる注目優待銘柄でした。株価自体は日々変動しますし、株主優待の内容も変更の場合があります。株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。