3月と9月に次いで、株主優待が多いのが12月です。これから4回に分けて12月のオススメ株主優待銘柄を紹介していきます。第1回目の今回は、「クオカードがもらえる銘柄」を紹介していきます。
1.上場来高値更新の「CIJ」
12月のクオカードがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第1位は「CIJ(4826)」です。
「CIJ」はシステム開発やソフトウエア開発を手がけている会社で、日立製作所やNTTデータなどを取引先としています。
2017年10月19日に上場来高値を更新したことで注目されています。
CIJが大幅高で上場来高値更新、18年6月期3割増益見込みで低PERに着目
https://minkabu.jp/stock/4826/news/1385372
金融方面にも強みを持っているようなので、今後の事業展開にも注目です。
「CIJ」の株主優待は100株以上保有でもらえる「クオカード」です。
100株以上保有で500円相当、500株以上で1,000円相当、1,000株以上で2,000円相当、5,000株で以上3,000円相当がもらえます。
この「CIJ」の株主優待は「18年以降は1年以上継続保有の株主のみに贈呈」となっているので、次年度以降も優待を得るためには、今のこのタイミングで買っておく必要があります。
2017年10月後半現在で「CIJ」の株価は726円、優待獲得最低額は7万円程となっています。
上場来高値を更新したとはいえ、まだまだ小型株です。
個人が優待目当てに買うには手が出しやすい水準だと思われます。
2.表参道のホテルが注目の「ツカダ・グローバルホールディング」
12月のクオカードがもらえる株主優待銘柄、私の注目度第2位は「ツカダ・グローバルホールディング(2418)」です。
「ツカダ・グローバルホールディング」は欧米風邸宅での挙式や披露宴を行う婚礼事業を主力にした会社ですが、ホテルやスタジオ&スパ・リラクゼーション施設を展開するなど多角的に事業を行っています。
今は流行りの「インスタ映え」を意識したイベントなども催しており、センスの良さを感じます。
大人かわいいフォトジェニックな邸宅で楽しむ、一日限定のデザートブッフェ!『アリスのハロウィンパーティー』開催
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000147.000004975.html
また、現在注目されているのが今秋10月オープンのホテル「ザ ストリングス 表参道」です。
ザ ストリングス 表参道
http://www.strings-hotel.jp/omotesando/
ハワイ、バリ等での婚礼事業も好調なようで、イケイケな感じですね。
PBR0.85倍、PER10.03倍ですので、だいぶ割安に見えます。
これはブックマークに入れておきたい銘柄です。
「ツカダ・グローバルホールディング」の株主優待は100株以上保有でもらえる「クオカード」です。
100株以上保有で500円相当、200株以上で1,000円相当分がもらえます。
さらに「自社グループ運営施設飲食・宿泊割引券1枚」もついて来ます。
同社営業の株主優待対象レストランで使えるので、事業内容の確認がてら食事に行ってみるのも良いかもしれません。
2017年10月後半現在で「ツカダ・グローバルホールディング」の株価は574円、優待獲得最低額は5万円台後半となっています。
「クオカードを安く手に入れる」という意味でも注目ですね。
3.人手不足の時代だからこそ注目の「アウトソーシング」
12月のクオカードのもらえる株主優待銘柄、私の注目度第3位は「アウトソーシング(2427)」です。
「アウトソーシング」は、工場製造ラインへの人材派遣・請負を主力にした会社です。
人手不足・働き方改革が叫ばれている中で、こういった業種には投資家の注目も集まりがちです。
そんな中で2017年9月30日を基準日とした株式分割(1株から5株)が行われたため、最低投資金額も下がり、個人でも手がけやすい水準になっています。
「アウトソーシング」の株主優待は100株以上保有でもらえる「クオカード」です。
100株以上保有で1,000円相当、500株以上で2,000円相当、5,000株以上で3,000円相当、25,000株以上で4,000円相当分がもらえます。
1,000円相当からスタートというのも重要ですね。
2017年10月後半現在で「アウトソーシング」の株価は1,482円、優待獲得最低額は14万円台後半となっています。
4.カンボジアでの分譲マンション開発が話題の「ラ・アトレ」
12月のクオカードのもらえる株主優待銘柄、私の注目度第4位は「ラ・アトレ(8885)」です。
再生不動産販売事業、新築不動産販売事業、不動産管理事業などを手がけている会社です。
中でも私が注目している事業は、経済成長が続くカンボジアでの分譲マンション開発です。
タイ不動産といえばラ・アトレアジア
https://lattrait.asia/lp-boeung-keng-kang
不動産業は日銀のマイナス金利導入をきっかけに国内で盛り上がりを見せましたが、長期的には日本国内では苦戦しそうな業種です。
そういった意味で、これから経済成長の見込める国での事業を展開している「ラ・アトレ」のような会社には注目です。
「ラ・アトレ」の株主優待は100株以上保有でもらえる「クオカード」です。
100株以上保有で500円相当、500株以上で1,000円相当分がもらえます。
2017年10月後半現在で「ラ・アトレ」の株価は667円、優待獲得最低額は6万円台後半となっています。
こちらもクオカードを比較的安く手に入れられる銘柄です。
5.株主優待に力を入れている「ブロードリーフ」
12月のクオカードのもらえる株主優待銘柄、私の注目度第5位は「ブロードリーフ(3673)」です。
「ブロードリーフ」は、中古車ディーラー、解体、カスタム・チューニングショップなどの自動車アフター市場向けの、業務アプリで高シェアを保っているパッケージソフトの会社です。
実はこの「ブロードリーフ」は近年、株主優待にかなり力を入れています。
「ブロードリーフ」の株主優待も、100株以上保有でもらえる「クオカード」なのですが、これまで紹介してきたものとは金額が違います。
100株以上保有で3,000円相当、500株以上で6,000円相当、1,000株以上で10,000円相当、5,000株以上で30,000円相当分のクオカードがもらえるという大盤振る舞い。
それに加えて、自社運営自動車補修部品インターネットショッピングサイトで利用できる株主優待券が、100株以上保有で2,000円相当、500株以上で3,000円相当、1,000株以上で10,000円相当、5,000株以上で20,000円相当分もらえます。
2017年10月後半現在で「ブロードリーフ」の株価は917円、優待獲得最低額は9万円程となっています。
「優待利回り」という視点では、かなり強いですね。
私自身は車に乗らないので、あまりこの銘柄に興味が無かったのですが、こうやって分析してみると「ブロードリーフ」が注目度1位でも良かったかもしれませんね。
以上、2017年12月のクオカードがもらえる注目優待銘柄でした。株価自体は日々変動しますし、株主優待の内容も変更の場合があります。株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。