棚機女(たなばたつめ)って知ってます?

今日は7月7日。
思い起こす事といえば一つ。

「七夕」

織姫と彦星が年に一度再開する日で、短冊に願いを書き星に願う日。
というのが皆さんもよくご存知の通説。

因みに、どうしてその様な日になったかご存知であろうか?

本来「七夕」というのは五節句の一つであり、縁起のよい「陽数」とされる奇数が連なる7月7日の夕べに行われるために「七夕の節句」と呼ばれている。

また、歴史を遡るとその起源には数多く説があるらしく、

(1)もともと日本の神事であった「棚機(たなばた)」
(2)おりひめとひこぼしの伝説
(3)奈良時代に中国から伝来した「乞巧奠(きこうでん)」

という行事があわさったものと言われているそうだ。

この話をするに当たって私自身も色々と調べてみたのだが、
成る程、面白い内容だったので「七夕」について学を深めてみるのもいいかもしれない。

そうそう、もう一つ。
「七夕」に食べる習慣があるもの…

実は「そうめん」だったのだが、これは皆さんの中では周知なのだろうか?

私は全く知らなかったので少し驚いた。

というのも、一般的にあまり浸透していないらしく、
ただ七夕には素麺を食べるのが由緒正しき過ごし方。
なんと平安時代には既に素麺の原型を七夕に食べていた、という記録も残っているそうだ。

「七夕」は恋人同士である「織姫」と「彦星」が年に一度だけ会えるという
ロマンチックな話が今も語り継がれているのため、
最近では「恋人達の日」という認識もある。

だが、
今も地域によっては伝統的な「七夕」が行われている所も残っている。

目新しいイベントに行って「今の七夕」を楽しむも良いが、
のんびりと夜空を見上げながら昔ながらの「七夕」を思い浮かべて、
星に願い事をしてみてはいかがか?
そうそう、その時は是非とも「そうめん」片手に。

もしかすると、星が願いを叶えてくれるかもしれないですな。

草津本店:伊東