今回は10万円以下で買うことのできる株の中から、前回取り上げることのできなかったオススメ優待銘柄を紹介してみようと思います。株主優待の内容ごとにピックアップしていきます。
1.JCBギフトカードがもらえる銘柄ベスト3
いろいろな場所で使えるという点でもらって嬉しいのがJCBギフトカードです。スーパーや百貨店、量販店など使える場所は以外と多いので重宝します。
10万円以下で効率よくJCBギフトカードがもらえる銘柄ベスト3を選んでみました。
まず第1位は「ホットマン (3190)」です。宮城県を地盤にイエローハット、TSUTAYAなどのFCを展開している会社です。
6カ月以上継続保有の株主は、100株以上で1,000円相当、300株以上で2,000円相当、1,000株以上で3,000円相当のJCBギフトカードがもらえます。
2016年12月半ば現在、株価は400円台後半です。なんと5万円ほどでJCBギフトカードがもらえてしまうわけです。
2016年12月現在でJCBギフトカードを最も安く入手できる銘柄です。
続いて第2位は「明星工業 (1976)」です。熱絶縁工事に強みを持つ建設工事会社です。
100株以上保有で1,000円相当、1,000株以上保有で2,000円相当のJCBギフトカードがもらえます。
2016年12月半ば現在、株価は500円台後半です。
最低投資金額が6万円弱でJCBギフトカードを得られるわけです。
チャートも非常に美しく上昇しています。
技術的に他社に無い強みをあれこれ持っている会社のようですが、PBRは0.78倍。ひょっとしてこれはいわゆる割安銘柄でしょうか。
個人的にちょっと目をつけておこうかなと思っています。
そして第3位は「ダイユー・リックホールディングス (3546)」です。
最近はペット部門に力を入れているホームセンター中堅の会社です。福島のダイユーエイトと、岡山のリックコーポレーション、という二つの会社が統合して発足しました。
100株以上保有で1,000円相当、500株以上で3,000円相当、1,000株以上で5,000円相当、3,000株以上で10,000円相当のJCBギフトカードがもらえます。
2016年12月半ば現在、株価は600円台後半ですので、投資金額7万円弱でJCBギフトカードがもらえます。
余談ですが、ペット事業に力を入れるのは面白いですね。
あのベネッセもペット事業に力を入れているようで、先日こんなニュースが報じられていました。
「ベネッセHD、ペット情報サイト運営会社に35%出資 」
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ21IIG_R21C16A1000000/
記事によれば、
2015年の国内の犬と猫の飼育数は合計約2000万匹で、15歳以下の子どもの数(約1600万人)よりも多い。
とのことです。
そういった意味でもペット事業に力を入れていくというダイユー・リックホールディングスの動きには着目です。
2.たまごやパンがもらえる銘柄ベスト3
米と並んで、日々確実に消費すると思われる食材がたまごとパンです。
「ホクリヨウ (1384)」は雛からの一貫生産や直接販売に特徴がある採卵養鶏場大手の会社です。
こちらの優待は、全国の主要な百貨店・スーパー等で利用できる「たまごギフト券」です。
100株以上保有で500円分、1,000株以上保有で2,000円分がもらえます。2016年12月半ば現在、株価は700円台半ばです。
7万5千円ほどで「たまごギフト券」がもらえる計算になります。
また「イフジ産業 (2924)」は製パン、製菓向け中心の液卵製販2位の会社です。
こちらの優待も「たまごギフト券」です。
100株以上保有で300円分、1,000株以上保有で1,200円分がもらえます。2016年12月半ば現在、株価は500円台半ばです。
5万5千円ほどで「たまごギフト券」が手に入ります。
「サンセイランディック (3277)」は権利関係が複雑な不動産を買い取り、関係調整したうえで再販するという、不動産販売や建築事業を手がける会社です。
こちらの優待は「株式会社パン・アキモト」の「パンの缶詰」オリジナルセットです。
100株以上保有で2缶、200株以上で3缶、500株以上で4缶のパンの缶詰がもらえます。
2016年12月半ば現在、株価は700円台前半です。7万円ほどで「株式会社パン・アキモト」の「パンの缶詰」がもらえます。
「パンの缶詰」は1995年の阪神淡路大震災の被災者の方の声から生まれた、ということでテレビなどでも、しばしば取り上げられていますね。
3.贅沢な時間を楽しめる銘柄ベスト3
「物を楽しむ」というよりは「贅沢な時間を楽しめる銘柄」をいくつか選んでみました。
「レオパレス21(8848)」は、アパート・マンション・住宅等の建築・賃貸管理や販売、リゾート施設の開発・運営を行っている会社です。
100株以上保有で自社海外ホテル(グアム)無料宿泊券2枚がもらえます。グアムですよ。贅沢ですね。
また、国内「レオパレスホテルズ」50%宿泊割引券が、100株以上で2枚、1,000株以上で8枚もらえます。
国内のホテルは札幌、仙台、名古屋、博多にありますので、上手に使える環境にある方にとっては、お得ではないかと思います。
2016年12月半ば現在、株価は600円台前半です。最低投資金額6万円ほどでホテルをお得に利用できるわけです。
「リベレステ(8887)」は首都圏で分譲マンション「ベルドゥムール」を展開している会社です。
こちらの優待は、100株以上保有で、期間内であれば何度でも利用可能な「レイクサイド富士・山中湖」の宿泊利用券がもらえます。
この「レイクサイド富士・山中湖」というのは、本来は同社の保養所なのですが、1泊2食を8100円で利用できます。なかなか面白いですね。
富士山を眺めて心を癒したい方におススメです。もちろん天候については保証できませんが…。
株価は2016年12月半ば現在で700円台後半なので最低投資金額8万円弱です。
最後に「極楽湯(2340)」です。スーパー銭湯を全国展開し店舗数で業界トップ。中国にも進出していて将来の期待大です。
6カ月以上継続保有で「無料入浴券」がもらえます。
100株以上で4枚、300株以上で6枚、500株以上で10枚、5,000株以上で20枚がゲットできます。
2016年12月半ば現在、株価は800円台後半ですので、9万円ほどの投資で無料入浴券が手に入ります。
ちなみに極楽湯の優待権利確定は9月ですが、2016年9月時点の株価はもっと高く「10万円以下で購入できる銘柄」ではありませんでした。
10月には年初来高値1,474円を記録。
それを思うといかに激しく値段が動いたことか。投資の世界は恐ろしいものです。
なお、私も極楽湯の株は持っています。もちろん優待もゲットしました。
値動きのことはしばし忘れて、贅沢な時間を楽しもうと思います。
以上、10万円以下で買うことのできる株の中から、前回取り上げることのできなかったオススメ優待銘柄を紹介してみました。日々株価自体は変動しますし、株主優待の内容も変更の場合がありますので、株式購入の際には、細かい内容について、ご自身で証券会社のサイトや、企業IR情報をご確認ください。